アートを表現する英語の言葉たち-アートの色々な分野を学ぶ

アートの英語

こんにちは、H.Yukiです。私のアメリカ留学時に、Art(美術)を専攻する事になったいきさつについて、以前のブログでお伝えしました。

 

それで、主に、アメリカのArtに関する分野に、どういうものがあって、それは英語でどう表現されているのか、という事を、今回はお伝えしたいと思います。

 

Fine Artsと呼ばれるのは?

日本で一般的に「美術」と言われる分野は、アメリカではFine Artsと言います。これは、後述のCrafts(工芸)やDesign(デザイン)と区別した、いわば、「純粋な美術」の意味になります。

 

Painting

まず、美術と言えば、皆さん思い浮かべるのが、Painting(絵画)ですね。これは、主に、Oil Painting (油絵)と、Watercolor (水彩画)があり、Oil Paintingはcanvas (キャンバス)にoil paint (油絵具)で描きます。そして、Watercolorは、watercolor paper(素水彩画専用の画用紙)にwatercolor(水彩絵の具)を使って描きます。

 

Drawing

Drawing(ドローイング、デッサン画)というのは、紙に専用の鉛筆や木炭で描くものや、Pastel(パステル)を使って描くものなどがあります。これは、もちろん美術の基本中の基本ですので、art major(美術専攻)の学生は、必修科目です。

 

Sculpture

Sculpture(彫塑)というのは、彫刻のことです。sculpturesと可算名詞で言うと、これは、彫刻品の数々、彫像の数々という意味になります。

 

Craftsと呼ばれるのは?

また、Crafts(工芸)と言われる分野もあります。

 

Ceramics

Ceramics(陶芸)は、アメリカでも盛んではあるのですが、一般的な普及率で言うと、日本の方が、コミュニティで盛んに学ばれているものです。chinaという言い方もする程、アジアでは盛んな工芸です。

 

Urushi

Urushi(漆)もありますね。これは、日本のものですので、japanと最初を小文字にした言い方で、「漆」「漆製品」という言い方をします。

 

Furniture

Furniture(家具)の、量産品ではなく、一つ一つcraftsman(職工) が仕上げるものもあります。最近ではアメリカでも日本でも低価格の量産品に負けそうになっていますが、high qualityなものを作って、生き延びています。

 

Glass

Glass(ガラス細工)もありますね。これも、江戸のCut glass(切子細工)や、沖縄のRyukyu glass(琉球ガラス)などもありますし、イタリアのVenetian glass(ヴェネチアングラス)や、チェコのBohemian glass(ボヘミアングラス)などが有名です。

 

Jewelry

Jewelry Arts(ジュエリーアート)は、宝石・宝飾品のデザイン・製作のアートです。

 

Textile

Textile(織物)も、craftの一分野です。機織りと言いますが、「機織り機」は英語では、loomと言います。

 

Designと呼ばれるのは?

Design(デザイン)にもいろいろな分野があります。Designのスペルですが、中に”g”の文字が入るのでスペルに注意しましょう。

 

Graphic Design

Graphic Design(グラフィックデザイン)というのは、一般的に「デザイン」と聞いて思い浮かべるものかと思います。これは今は、Computer Graphicsと同義語になりました。デザインをするのも、何もかも、Softwareを使って行うからです。Graphic softwareをお使いになると分かるのですが、機能が沢山あって、Graphic designerの方は、これを全部使う事が出来て、えらいな~と、「油派」の私などはいつも思います。

 

Industrial Design

Industrial Design(工業デザイン)という分野もありますね。これは、Graphic design とつながっていますが、Product designなどとも言います。例えば、車の車体(Body)のデザインをどうするのか、そして、それは、Ergonomic(人間工学)に基づいた設計になっていなければならないことから、芸術的な要素の他に、物理(Physics)や医学(Medicine)の要素も含まれる、複雑な分野です。

 

Interior Design

Interior Design (インテリアデザイン)もあります。これは、家屋やビルの中の、内装を主に手掛ける分野です。こちらの分野も幅広く、Architecture(建築)や、先ほどのErgonomics(人間工学)に、Aesthetics(美学)を合わせ、空間スペースをどう解決するかという事を考える分野です。日本でインテリア・コーディネータと言われる職は、アメリカでは、Interior decoratorと言うのが普通です。

 

そして…

一口でArtと言っても、その内容は奥深く、学べば学ぶほど、とりこになって行きます。ただ私は、アメリカでは油絵とドローイングを主に学んだのですが、帰国してからは、翻訳・英語指導の方に進んでしまって、離れてしまいました。今でも、通っているキリスト教教会の日曜学校で使う「紙芝居」に色を塗ったり、女性会の文集の表紙に水彩で挿絵を描いたりすることはあります。いつかまた、自分のために、絵を描くことができたらいいと思っています。

 

皆さんも一度、Artにチャレンジしてみませんか?

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

宮城県仙台市在住です。高校と短大時代に留学し、アメリカには計4年滞在しました。その間、アメリカ文化と英語教育に関して学び、帰国後は、地元の米国系半導体工場で5年間通訳と翻訳に従事しました。その後フリーランスになり、同時に専門学校などで英語の指導もしています。趣味は料理と絵を描くこと。また、ぐうたらクリスチャンですが、英語とドイツ語で聖書の勉強もしています。みことばを生きる、イエスの教えを生きるをモットーに、日々、生徒様への指導にあたらせていただいています。