【翻訳家の暮らし】ややこしい〜!

翻訳者を目指す方のための本格的翻訳講座の講師mihoko先生のブログ。【翻訳家の暮らし】ややこしい!重さや長さの単位

インチ、オンス…日本と異なるアメリカの単位

こんにちは!ニューヨークシティよりMihokoがお届けです。

アメリカで暮らすようになって長いのですが、いまだに慣れないことがあります。
それは、長さや重さ、容量などの単位です!

インチ、フィート、ヤード、マイル…
オンス、パウンド…
パイント、クゥオート、ガロン…

しかも、イギリスの1ガロンと、アメリカの1ガロンでは量が違うし、インチなんて、1インチ未満は32に等分して示すので、1インチと16分の3 とかあるんです!(ぎゃ〜!)

1インチを半分にすると2分の1で、そのまた半分が4分の1…と、分数の考え方なんですよね。
この分数の考え方、ネジの大きさを定めるのには便利らしいんですが、それにしても32等分なんて、ややこしい〜!と思います。

0進法はなんてわかりやすい〜!10進法の単位で統一してくれないかなぁ〜…と常々思うのです。
そして、慣れないが故の失敗も未だに多いんです。

 

郵便局で…あれ?

その日は、友人へ誕生日プレゼントの小包を送ろうと、郵便局へ出かけることにしました。
事前に自宅のはかりで小包の重さをチェックし、だいたいの郵便料金を確認してから。

郵便局の窓口で、局員が小包の重さを測ってくれ、こう言いました。

“OK…, it’s 15.7 ounces , so 15 dollars and 46 cents please.”
(ええと、15.7オンスですので、15ドル46セントお願いします。)

あれ?15.7オンスって異様に数字が大きすぎない?確か、家で測ったら0.45とかだったんだけど…

“Um…, excuse me, but it should be much lighter. I checked the weight at home, and it was about a half ounce.”
(あの、すみません、もっと軽いはずなんですけど。家で測ったら、0.5オンスくらいでした。)

“Huh? You’re funny, girl. Are you saying my scale is broken? This can’t be a half ounce! I’ll check it for you again though.”
(はっ?面白い姉ちゃんだね。うちのはかりが壊れてるとでも言うのかい?これ、0.5オンスなんてありえないよ!まあ、もう一度測ってあげるけど。)

一度小包を持ち上げてから丁寧に置き直し、はかりの数値が表示されているモニターをこちらに向けてくれるオジサン。

“You see?” (ね?)

ああ〜!っと、そこで気づきました!
多分、うちのはかりの単位が 「kg」 になってたんです!!!(読者のあなたは、とっくにお気づきかも…!)

“Oh! My bad! I must have set my scale to kilograms!”
(あ、ごめん!家のはかり、キログラムに設定してたのかも!)

“Don’t say we should introduce metric. But I know it’s better than imperial!”
(メトリック方式にしろなんて言わないでくれよ〜。英国式よりもベターだってのは知ってるけどさ!)

そう言ってオジサンはウインクしてくれました。
ああ、大失敗!オジサンごめんなさい!

英語で文章を読むときも、長さや重さの単位をcmやkgに変換しないと感覚がうまくつかめないことがあるんですよね。

 

温度も違うんです

あ、ちなみに、温度も華氏ってややこしい。
摂氏は氷点が0度、沸点が100度と、切りがよいですもんね。
気温とか体温とか、いまだに摂氏に計算し直したりします。
私が計算する方法は、
(華氏の温度ー32)X 0.55=だいたいの摂氏の温度
ああ、ややこし〜!

 

 


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ABOUTこの記事をかいた人

日本の大学で英語、ロシア語、ラテン語を学びながらフラワーデザイン学校に通いフラワーデザインを習得。翻訳も通信で勉強するがもの足りずニューヨーク・シティに移住。市内の大学で英語を学び直し、フラワーデザイナーとなる。同時に、翻訳や通訳に従事し、日本語や英語の家庭教師を務める。 翻訳実績:主に音楽関係の記事やCDのライナーノート、ブログ記事、履歴書のプロフィール、ビジネスレターなど通訳実績:取材、現地学校における諸行事、プライベートレッスンの場など 息抜きには土いじり、ルービックキューブ、星や月を眺めながらの一杯。クラシックバレエ用ストレッチとヨガを自己流でアレンジした整体をしたり、一指禅、日記を書くことが日課。好きなスポーツはサッカー、バスケットボール、水泳。ジャンルを問わず日々の生活に音楽は欠かせない。