アメリカのカレッジのアートクラスの風景

こんにちは、講師のH.Yukiです。

以前から、アメリカの教育制度の中でのArt(美術)の位置について書いていますが、今回は、私が1990年代初めに、アメリカの北カリフォルニアのコミュニティ・カレッジの一つである、College of San Mateoで学んだ時の、カレッジレベルのアートクラスについて、書いてみたいと思います。

コミカレの生徒たち

College of San Mateoは、コミュニティ・カレッジなので、私が2回受講した、Oil Painting(油絵)のクラスの生徒は主に、地域の住民で油絵を学びたい成人学生と、私のような若い大学生と、あと、近隣のmentally handicapped(精神に障害がある)な人で療養目的で学ぶ人などがいました。

親切にしてくれたコミュニティの方がた

私は、その時の生徒であった、近隣住民の方に声を掛けていただいて、親しくなり、家にも招かれたりして、私の進路についてアドバイスをしてもらったりしました。誰も知り合いのいない外国では、非常に親切にしてもらって、大変助かった記憶があります。

アートクラスの構成

クラスは、sessionという、実技の時間と、critiqueという講評の時間に分けられています。

Session(実技)

Session:例えば、Still life(静物)がテーマの時間だとすると、その静物を先生が時間前に準備をしてくれます。そして、時間の初めに、先生からその時間のテーマや、描く際に気を付ける事の説明を受けて、時間内に生徒がそれを描きます。

 

2回~3回くらいのSessionの締めくくりとして、Critique(講評)が開かれます。

Critique(講評)

Critique:生徒の作品がクラスの全面に並べられて、先生が一つ一つの作品について、講評を伝えるので、皆でそれを聞きながら、話し合って行きます。リラックスした雰囲気なので、自分が批判されているというような感じではなく、「今回の作品はこうだった、じゃあ、次はどうしようかな」なとと、自分の中での方向性を決めて行くのに大切な時間です。

Homework(ホームワーク課題)

Homework:4か月のSemester(学期)では、月一回のhomeworkの「模写」のassignmentがありました。模写の題材を選ぶのには、作品・作家の時代背景や、画材の選定などを学ぶ必要があるので、美術史の勉強もしなければなりません。

当時の私が考えていたこと

私がその頃追っていたテーマは、Fauvism(野獣派)を言われる、20世紀初頭のフランスの芸術運動で、マチス(Henri Matisse)や、ルオー(Georges Rouault)、マルケ(Albert Marquet)などの作家による、明るい色調での心が感じる色彩の表現でした。宿題の課題の選択は、生徒に自由に任されているので、各自、自分のinterest(興味・関心)に従って、理論(Theory)と実技(Practice)について、自分なりに学びを追求して行く仕組みになっていました。

クラスでアートを学んだ経験を帰国してから生かす

私も、日本とアメリカの高校での美術の授業で描いていた頃から、まだ無意識にでしたが、自分の中の美術のテーマというのがあり、カレッジのこのクラスで習得した、このFauvismというテーマについて、その後ドイツに渡ってBlue Riders(青騎士団)という運動にも影響して、バウハウスにつながって、戦後のアートの基礎となって行ったという所や、最近、私の教会活動での奉仕で、絵を描く時に役に立っている、という事については、帰国後のアートのPracticeと学びによるところが大きい事は事実です。

皆さんもチャレンジしてみませんか?

芸術系でのクラスでの、Critiqueは、とても実りあるものです。先生が抽象性の高いArtを、英語で表現してくれるので、英語の勉強にも役に立ちました。留学・駐在などで、海外に滞在する機会があれば、一度、コミュニティ・カレッジでのアートクラスを受講なさると良いと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

宮城県仙台市在住です。高校と短大時代に留学し、アメリカには計4年滞在しました。その間、アメリカ文化と英語教育に関して学び、帰国後は、地元の米国系半導体工場で5年間通訳と翻訳に従事しました。その後フリーランスになり、同時に専門学校などで英語の指導もしています。趣味は料理と絵を描くこと。また、ぐうたらクリスチャンですが、英語とドイツ語で聖書の勉強もしています。みことばを生きる、イエスの教えを生きるをモットーに、日々、生徒様への指導にあたらせていただいています。