【現地発!カナダについて教えます!】こんなに違うカナダの教育システム!

英語学習記事を書くカナダ在住のHannahさんの記事。2021年9月。

はじめに

皆さん、こんにちは!
9月になり、カナダでは新学期が始まりました。
コロナ禍ということで、子どもたちはマスク着用を義務付けられていますが、休校することもなく毎日学校に通えています。

我が家でも子供たちがGrade 1(小学1年生)になりました。
そこで今回は、私が住んでいるカナダのアルバータ州の学校事情について次の3つのポイントをご紹介したいと思います。

  • お受験なし
  • 種類が豊富
  • 持ち物

それでは詳しく見ていきましょう。

カナダの教育システムーお受験なし

日本では、早い家庭だと幼稚園からお受験を軽々されている方もいらっしゃると思いますが、カナダではお受験はありません。
幼稚園から高校まで自分の好きな学校を選ぶことができます。
もちろん中には人気がある学校もあるので、そういう学校では抽選になります。

また、日本では、幼稚園、小学校1年~6年、中学校1年~3年、高校1年~3年というように数えますが、カナダでは、幼稚園がKindergarten, 小学1年生はGrade1、そして高校3年生はGrade12になります。
実際に我が家の子どもたちが通っている小学校にはKindergartenからGrade4(小学4年)まであり、次のJunior High schoolはGrade5(小学5年)からGrade9(中学3年)までになります。
また、日本でいう中高一貫校のようにGrade7(中学1年)からGrade12(高校3年)までの学校もあります。

 

 

カナダの教育システムー種類が豊富!

アルバータ州では、お子さんを学校に通わせるのなら

  • 公立
  • カトリック
  • Charter School
  • 私立の学校

4つのなかから選ぶことができます。
私立以外の公立、カトリック、Charter Schoolでは、授業料が無料になります。

あるいは自宅で学ばせたい場合は、ホームスクーリングを選択ことができます。
ホームスクーリングを選ぶと、アルバータ州のカリキュラムにそって自宅で学習することになり、お子様が低学年の頃はご両親のサポートが必要になります。
カナダではホームスクーリングは選択肢の一つとして一般的ですが、コロナ禍ということもあり去年に引き続き今年もホームスクリーングを選択しているご家庭が多いようです。

アルバータ州では、公立の学校も種類が豊富です。
まずは、家から一番近い学校(local school)があります。
こちらは日本でも一般的ですよね。
それ以外に興味のある分野にフォーカスを置いている学校を選択することもでき、次のような学校があります。

  • Immersion(フランス語、中国語、ドイツ語、スペイン語)
  • 芸術
  • サイエンス
  • 男子校
  • 女子校
  • モンテッソーリ
  • Traditional Learning

Immersion Schoolは、日本でいうインターナショナルスクールになります。
例えばフランス語のImmersion Schoolを選択した場合、全ての科目をフランス語で学ぶことになります。
残念ながら、日本語のImmersion Schoolはないため、バイリンガル教育に熱心な日本のご家庭では、土曜日に日本語の補習校にお子さんを通わせています。

上記の中で、一番日本の学校に似ているのがTraditional Learningです。
この学校は勉学にフォーカスが置かれているため、宿題もたっぷりあります。

Local Schoolやサイエンススクールでは、宿題はほとんどありません。

またCharter Schoolというのは公立学校と同じく授業料を払う必要はありませんが、他のどの学校よりも勉学にフォーカスを置いている学校になります。
もちろん宿題もたっぷりあり、私立の学校のように制服がある学校もあります。将来、医者、弁護士、エンジニアなどになられた方にCharter Schoolを卒業された方が多いです。

カナダの公立学校では、児童に対するサポートも充実しています。
カナダには移民が多く住んでいるため、英語が苦手な子どもたちにはクラス内で英語の補助がつきます。
また、Fine Moter Skillという例えば鉛筆の持ち方やはさみの使い方が苦手な児童にはクラス内で作業療法士の補助が受けれます。

 

カナダの教育システムー持ち物

日本では、小学校の就学のために準備をしますよね。
例えば、学校が始まる前にランドセル、文房具、上履き、体操着などを購入されるのではないかと思います。

カナダには、ランドセルはありません。
ランドセルの代わりに保育園から大学まで自分の好きなリュックで通学します。
小学校では文房具は教室に常備されており持参する必要はありません。
学校指定の上履きはありませんが、うち履き(屋内用の運動靴)は別途用意する必要があります。

公立の学校は私服で通うため、体操着はありません。
教科書はレンタル制になっていて、購入する必要はありません。
また、先生が用意したパワーポイントなどで学習することが多く、教科書を使わないクラスもあります。

つまり、学校に持っていくものは、水筒、お弁当、お菓子、着替え(汚れたとき用)だけです。

通常、給食はありません。
自宅の近くの学校に通っている場合は、お昼休みは自宅に帰宅することも可能なので、その場合はお弁当を持参する必要もありません。
そのため、学校でランチをとる子どもたちは、別途お昼休み代を払う必要があります。
これは、昼休みは担任の先生も休憩に入るため、別の方が子どもたちを見守っているためです。

 

まとめ

いかがでしたか。
カナダではお子さんそれぞれにあった学校またはホームスクーリングを選ぶことができます。
その際に、お受験はありません。

ただSubject Matterなどの人気がある学校を選ぶ場合は、抽選になります。
ぜひ、カナダへのお子さんの留学を検討されている方は参考にしてみてくださいね。

 

フルーツフルイングリッシュで英語表現の楽しさ感じてください 。初めての方には英作文添削チケット2回分をプレゼント。
「無料英語テスト800問(解説付)」メルマガも大人気。今すぐチェック!

英語テスト800問・英文添削2回が無料!

※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。

1 Star (27 イイネ!が押されています)
この記事が良いと思ったらイイネ!を押してください。
Loading...
 HOMEへ戻る 

コメントする

コメントは認証制です。執筆者に認証されるまでは表示されません。

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

カナダ在住のHannahです。 2012年にカナダに移住し、現在はまだまだ幼い双子の育児に奮闘中です。 最近は在宅で、英語学習系の記事の執筆や海外のニュースの翻訳などをしています。 忙しい中でも英語学習は続けており、学習歴は今年で20年を越してしまいました。 これから現地の情報や、英語学習に役立つ情報をお伝えしていきます。