【現地発!カナダについて教えます】お弁当事情

【現地発!カナダについて教えます】お弁当事情

Hello from Canada!

Fruitful English講師のYukoです。

暑かった夏も終わり、

新学期も始まりました。

生活のリズムも整いつつあるころでしょうか。

私も、子供たちの2か月の夏休みが終わり、

朝のバタバタ、習い事の送迎などに振り回され、

一日があっという間に過ぎて行く毎日に戻りました。

※前回の記事「【現地発!カナダについて教えます】放課後・週末の親=運転手!」を見逃した方はこちらからどうぞ!

 

長いお弁当生活

朝のバタバタの最大要因は、お弁当作りです。

カナダには給食がないんです(涙)。

私の住むオンタリオ州は

幼稚園が2年間

小学校が6年間

中高が6年間

あります。

14年間、毎日お弁当です。

子供が複数人いると、さらにお弁当生活がさらに長くなります。

 

高校には学食があるので、ランチを買うこともできますが、

チーズとペパロニだけの薄いピザ一切れ=7ドル(約700円)。

品数も少なく、大しておいしくないのに、お高い、とのこと。

日本のようなコンビニもありません。

(コンビニはありますが、食欲をそそるものは売られていません)

ならば、作るしかないですよね。

 

なぜ給食がないのでしょう?

日本の給食は本当にありがたいものです。

みんなで協力し合って用意し、

一緒に同じものを楽しく食べ、

家庭とは違う味や旬の食材も体験できます。

まさに「食育」です。

あんなに素晴らしいものがなぜカナダにないのでしょう?

 

カナダは「多文化・多民族」の国。

豚肉NG、牛肉NG、ハラールな食品のみ(イスラム教上食べて良い食品)

といった宗教上の制限がある子や

ナッツアレルギー、お魚アレルギー、小麦アレルギーなどアレルギーがある子もいます。

また、自らの意思や家庭の方針で

ベジタリアンやヴィーガン、グルテンフリーの子もいます。

みんなが食べられる食事を毎日提供するのは不可能でしょう。

 

お弁当の中身は?

カナダの子供たちはどんなお弁当を持ってくるのでしょう?

サンドウィッチに、リンゴを丸かじり、っていうイメージですよね。

 

全体的に時間も手もかけていない、という印象です。

サンドウィッチやラップサンド、

保温容器にスープやパスタ、

野菜スティックとディップ、

といったお弁当は手のこんでいるほうでしょう。

 

中には

保温容器にホットドック一本どーんと突っ込まれていた、とか、

クラッカー、チーズ、オレンジ、チョコチップクッキーだけとか、

タッパーに入れたシリアルに牛乳をかけるだけとか。

お昼ごはんというよりおやつ?とツッコみたくなるお弁当もあるようです。

 

bentoも人気

70代の日系カナダ人の知人は、子供のころ、

日本育ちのお母さんの作る和風のお弁当を持って行ったら、

お友達にからかわれてしまい、

「日本のお弁当は作らないでくれ」とお母さんに頼んで、

お母さんを悲しませてしまった、と言っていました。

 

今ではそんな悲しい思いをすることもありません。

うちの子たちは、パンよりごはん派。

和風のお弁当を喜んで持って行きます。

おにぎりを持って行くと、お友達に

「sushi! おいしそう!ちょうだい!」

とうらやましがられるそうです。

 

仕切りがついていたり、二重になっている bento boxも売られているんですよ!

sake, tofu のように bento も欧米文化に溶け込みました!

 

 

フルーツフルイングリッシュで英語表現の楽しさ感じてください 。初めての方には英作文添削チケット2回分をプレゼント。
「無料英語テスト800問(解説付)」メルマガも大人気。今すぐチェック!

英語テスト800問・英文添削2回が無料!

※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。

1 Star (5 イイネ!が押されています)
この記事が良いと思ったらイイネ!を押してください。
Loading...
 HOMEへ戻る 

コメントする

コメントは認証制です。執筆者に認証されるまでは表示されません。

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

カナダ政府や日本政府機関でも勤務経験があり、現在も日本で年に一度カナダ外交に関する講座を大学で担当しているというこれまでにない経歴を持つ講師。カジュアルからフォーマルな英語表現まで指導することができます。