知られざるカナダの発明品パート2

知られざるカナダの発明品パート2

Hello from Canada! Fruitful English講師のYukoです。

「知られざるカナダの発明品」のパート2です。

前回は、電球、電気ラジオ、インスリンをご紹介しました。

今回はどんなびっくりがあるでしょう?

 

ピーナッツバター Peanut Butter

こってりビーナッツバターをバナナやジャムと合わせてサンドウィッチ。アメリカの映画やTV、小説などでもおなじみですよね。

昔はお弁当の定番だったようですが、近年はピーナツアレルギーを考慮して、学校などではナッツは持ち込み禁止になっています。

ピーナッツバターもカナダ人が考えたんですよ。

ケベックに住む化学者Marcellus Gilmore Edsonは、ある日、ピーナッツを細かく砕いている時に、温めながら砕くと、ピーナッツがとろりとし、冷ますとバターのような感触になることを発見しました。1884年、Edsonは、ピーナッツバターのキャンディーの特許をとりました。

しかし、ピーナッツバターを有名にしたのは、アメリカ人のJohn Kelloggです。ケロッグといえばコーンフレークなどのシリアルを作っている会社として有名ですよね。あのケロッグ社の創設者です。John Kelloggは、ピーナッツバターをプロテインたっぷりの栄養食品として売り出し、ピーナッツバターを世界に広めました。

 

バスケットボール Basketball

バスケットボールといえば、アメリカの国民的スポーツですよね。

なんと、これもカナダ人が考案したんですよ!ただし、場所はアメリカなんです・・・

1891年、カナダ人James Naismithは、アメリカのマサチューセッツ州で体育を教えていました。冬に屋外でできるスポーツはないものかと考えていた時、カナダの首都オタワの郊外で育ったころのことを思い出します。

彼は、子供のころ、友人と石を投げて、的に当てるゲームをして遊んでいました。これを10代の若者用にアレンジし、二つのチームが石の代わりに革製のボールを投げる遊びを考案しました。そして、的のかわりに、桃を収穫するときに使うバケツを地面から高いところに設置したのです。

その後、桃の収穫用のバケツはネットに代わり、今のバスケットボールに発展しました。

 

スーパーマン Superman

青いピッチりしたボディスーツ、胸元には大きなSのアルファベット、赤いマント。

スーパーマンと聞くと、誰もがその姿を思い浮かべることができます。

スーパーマンを描いたのが、カナダ人のアーティストJoe Shusterです。

1933年、 Shusterが絵を描き、アメリカ人の友人Jerry Seigelが物語を書き、スーパーマンが誕生しました。しかし、スーパーマンの速さ、怪力、凍らせられる息、X線の視力などの能力は、当時としては斬新で、出版社も読者もあまり関心をもってくれなかったそうです。

約6年後、ようやくスーパーマンは世にでることができました。10セントで買えたスーパーマンの活躍に大人も子供も夢中になりました。

Shusterの描いたスーパーマンの一作目は、オークションで320万カナダドル(約3億円)で落札されたそうです!10セントからのものすごい値上がりぶりですね~

 

やっぱりアメリカの影にかくれがち

ここまで読んでいただきましたが、なにかに気づきませんか?

カナダ人が発明・考案したのに、アメリカ人が有名にしたり、商品化したり。前回のパート1の電球もそうでしたよね。

やっぱりカナダってアメリカの影にかくれがちなんですね(笑)。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

カナダ政府や日本政府機関でも勤務経験があり、現在も日本で年に一度カナダ外交に関する講座を大学で担当しているというこれまでにない経歴を持つ講師。カジュアルからフォーマルな英語表現まで指導することができます。