知られざるカナダの発明品パート1

知られざるカナダの発明品パート1

Hello from Canada! Fruitful English講師のYukoです。

どうしてもアメリカの影に隠れがちなカナダ。目立たないといったら目立たない国ですよね。

でも、もっとみなさんに色々なカナダを知っていただきたい!

今日は、知られざるカナダの発明品をご紹介しましょう。

電球 Light Bulb

電球を発明した人といえば、Thomas Edison ですよね。

しかし、実は、電球を考案したのは二人のカナダ人だったんです。

Henry WoodwardとMatthew Evansはアマチュア科学者でした。二人で、いろんな実験を楽しんでいたそうです。

ある日、二人は、金属製のワイヤをバッテリーに触れさせるとパチパチっと火花が起きたことに気づきました。丸いガラスの中にこの火花を入れることができたら、ろうそくやオイルランプに代わる電気を使ったランプになると考え、何日も実験を続けました。

1874年、二人はついに電球の試作品を完成させました。この試作品は、カナダとアメリカで特許をとりましたが、残念ながら、二人には電球を製造する資金がありませんでした。

結局、二人は特許を売らざるをえなくなり、Thomas Edisonがこの試作品をもとに新しい電球を完成させ、世に送り出しました。

電気ラジオ Electric Radio

1900年代の初めのころのラジオは、とても高価でした。しかも、大きなバッテリーが内蔵されていたので、かさばりました。バッテリーの音で、肝心のラジオの音がきれいに聞こえないこともあったそうです。

若いカナダ人発明家Edward Rogers Sr.は、バッテリーでなく、電気を使ったラジオをつくれないものかと考えました。1925年、数々の実験を経て、Rogersは、電気で使える真空管を発明し、バッテリー無しの電気ラジオを作りました。

Rogersの電気ラジオは、カナダだけでなく世界中で大ヒット。Rogersは、ラジオ製造の会社を作り、さらに買ってもらったラジオで聞けるようにとラジオ放送局まで立ち上げてしまいます。今日でも、このラジオ局は存在しますよ。

息子のTed Rogersは、父Edwardのビジネスをさらに拡大し、Rogersといえば、ケーブルTV、インターネット、携帯電話を扱う一大企業になっています。

インスリン Insulin

今度は医学です。

長年、糖尿病の研究がなされていましたが、なかなか治療方法が見つかりませんでした。当時は糖尿病は死に至る病だったのです。

1921年夏、二人のカナダ人医師、Frederick BantingとCharles Bestが、血糖値をコントロールするインスリンの抽出に成功しました。

患者に初めて投与されましたが、アレルギー反応が起きたり、うまく副作用を引き起こさないように改良しても、大量生産できるような抽出技術や精製までなかなかたどり着けなかったそうです。結局、大手医薬品会社の協力を受け、純粋なインスリンの大量生産を行えるようになりました。

インスリンの発明は、受賞はのがしたものの、1923年のノーベル生理学・医学賞の対象になったんですよ。

次回へ続く

いかがでしたか?

次回も「へ~、こんなものもカナダ人の発明品なんだ!」と思っていただけるものをご紹介しますね。

お楽しみに。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

カナダ政府や日本政府機関でも勤務経験があり、現在も日本で年に一度カナダ外交に関する講座を大学で担当しているというこれまでにない経歴を持つ講師。カジュアルからフォーマルな英語表現まで指導することができます。