フランス流の挨拶「ビズー」の文化を紹介!

フランス流の挨拶「ビズー」の文化を紹介!

こんにちは!Rinaです。

今日はフランス人の挨拶について紹介したいと思います!

フランス流の挨拶「ビズー」、とは?

日本人の挨拶はどんなに親しい間柄でもたいていは声を掛け合ったり、会釈をしたりといった程度ですが、フランスではそれはあり得ません。
ほとんどの場合、「Bisou(ビズー)」をします。
具体的には、お互いのほっぺとほっぺを合わせて「チュッ」と音を立てるか、実際に相手のほっぺにチュッとします。
特に高齢者ではしっかり「ブチュッ」とする人が多いです。
女同士、異性同士、男性同士、どんな人ともしますし、2歳くらいの子供だってします。
パリやリヨンでは左右1回ずつですが、地方によっては3回、4回というところもあるようです。
フランスに限らず、いくつかのヨーロッパの国々でも、このキスの挨拶の習慣があるようです。
このビスーは親しさのあらわれでもあって、家族や友人だけでなく、近所の人、知人、仕事相手の人にもすることがあります。
(仕事ではじめて会った人で、特に男性同士の場合は、ビズーのかわりに握手をすることが多いです。)

1日に100回以上ビズーすることもある!

フランス在住4年目の私はさすがになれましたが、それでも正直、この習慣を面倒くさく思うことが多いです。
一度にするのが1人や2人ならいいのですが、例えばホームパーティーなどで家族や友人が集まるときや、結婚式で数十人が集まるというときです。
もちろん集まった全員に「こんにちは」と「さようなら」のビズーをします。
すでに着席していて、誰かが後から到着したときは、全員が立ち上がり1人1人とビズーを交わしていきます。
テーブルの向こう側に座っている人の方にもわざわざ回ってビズーをしにいきます。
ビズーをしないと失礼に思われることもあるので、先に去るときなんかは全員にしたかよく確認しないといけません。
挨拶だけでなく、プレゼントをもらって「ありがとう」というときや、年がかわって「あけましておめでとう!」というときにもするので、多いときには1日にのべ100回以上ビズーをするときだってあります。
そんな1日のおわりには、ほっぺのファンデーションもチークも全部落ちてしまっていて、代わりにだれかの口紅がついていたりします・・・。

 

素敵だなと思えるフランスのビズー文化

この文化がない私から見ると面倒くさく厄介な習慣なのですが、それでも基本的にはとても素敵な習慣だなと思います。

初対面の人でも、ビズーをすると親しい関係である気持ちに思えてほっこりすることもあります。
ものすごいヒゲのおじさんに針刺し攻撃をされることや、
お互い同じほうを向いて口と口がくっついてしまうアクシデントもあったりしますが(経験あり)、
逆に超絶カッコいい男性とビズーをして、さらにものすごくセクシーな香りの香水がクンクンできたりすると、正直幸せになります。

新型コロナウイルスの感染拡大で政府からはこのビズーを自粛するように厳重注意されているので、本来ならビズーをする状況でも日本人のようなそっけない挨拶をするので、ものたりない気持ちです。
このフランスらしい文化が生活の中で見えなくなるのは、ちょっと悲しいなと思う今日この頃です。

 

ではまた来月!

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様々な国に滞在した経験があり、「伝わる英語」が何であるかをしっかりと理解しているRina先生。きめの細かい添削でありながら、モチベーションもしっかりと上げてくれる添削が大変人気で、生徒様から高い評価を受けている講師です。 座右の銘は"If you can imagine it, you can achieve it. If you can dream it, you can become it."