バイリンガルキッズのおかしな日本語

通信講座の講師と育児

Hello from Canada.

Fruitful English講師のYukoです。

我が家の子供たちはカナダ生まれカナダ育ちですが、

それなりの日本語力を持っています。

しかし、それでもたまに「あれ?」という日本語がでてきます。

 

とどける・とどかない

まだ背が足りないうちの子は何かに手がとどかないとき助けを求めます。

でもよく

「手がどとけないから、とって」

「おもちゃがとどけないから、とって」

と言うんです。

正しくは、「~がとどかないから、とって」ですよね。

ちょうど日本語ペラペラの友人の前で

「とどける」「とどかない」の違いを説明していたら、

「僕もよく間違えちゃうんだよ~」と笑っていたので、

日本語学習者あるある、なのかもしれません。

 

つめたい・さむい

英語では

  1. This tea is cold.
  2. This room is cold.

どちらも cold を使います。

でも和訳すると

  1. このお茶は冷たい
  2. この部屋は寒い

と、異なる形容詞を使います。

ところが、cold をイメージしているからか、

「麦茶が寒くて美味しい」という日本語になってしまいます。

 

否定疑問文

英語の授業で否定疑問文の返答を学んだことを覚えていらっしゃいますか?

Don’t you want to play a video game?=ビデオゲームをしたくないの?

と聞かれて、

「したくない」なら No, I don’t.

「したい」なら Yes, I do.

と学びました。

日本語ですと

はい、したくありません

いいえ、したいです

になるので、

「日本語と<はい>と<いいえ>が逆」

「続く文が I do なら Yes, I don’t なら No」

と言い聞かせないと、混乱しますよね。

英語話者だって日本語で答える時に間違えます。

「ビデオゲームをしたくないの?」とたずねて、

うん、したい」「ううん、したくない」と返事されてしまうと

「したいの?したくないの?どっち?」と私も混乱してしまいます。

 

合体した言葉

3~4歳のころでしょうか、日本語と英語を同時に吸収していたからか、

オリジナルな合体言葉を使っていたころがありました。

紙とハサミをもって、「これ、カッて

わかりますか?

cut” と 「切る」が合体して、「カッて」になったんです!

もう一つは、「ニーざ

これだけ聞いたらなんのことやら?ですが、

「ニーざをぶつけた」と言いながら、指すところを見て納得。

knee” と 「ひざ」の合体言葉でした!

 

英語を学ぶみなさんは

「日本人によくみられる英語の間違い」を知る機会は多いでしょうが、

たまには逆に「英語話者が間違えやすい日本語」を知るのもおもしろいですよね。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

カナダ政府や日本政府機関でも勤務経験があり、現在も日本で年に一度カナダ外交に関する講座を大学で担当しているというこれまでにない経歴を持つ講師。カジュアルからフォーマルな英語表現まで指導することができます。