【海外文化を知ろう!イタリアからお届け】12月の光と影とニーチェの言葉

Ciao a tutti! (Hi everyone!) イタリア在住のロベルトです。

イタリアの文化や生活についてブログでお届けしています。

※前回の記事「【海外文化を知ろう!イタリアからお届け】仮装といったらハロウィン、ではない国イタリア」を見逃した方はこちらからどうぞ!

皆がそわそわ忙しい12月

さて、日本で12月は「師走」と言われるぐらいだから、ほとんどの人にとって忙しい月という印象ですかね。

仕事納めがあって、大晦日を迎える準備があって、ゆっくりできるのは年を越して1月に入ってからかな?

私の国イタリアではカトリック教徒が多いですから、12月はクリスマス(イタリア語でNatale)という大きなイベントに向けて、みんな心がちょっと落ち着きません。

クリスマスを誰の家で過ごして、そこに誰が集まるのか、誰にどんな贈り物をするか、クリスマスイブとクリスマスにはどんな料理を準備するか、考えることがたくさんあります。

(ちなみに、イタリアではクリスマスイブの夕食とクリスマスの昼食を家族や親せきが集まって食べます。日本のお正月のようなものです)

12月の「明るさ」と「暗さ」

クリスマスや大晦日など1年の中でも大事なイベントがある12月は、面白い月だなぁと思います。

一年中で一番暗い時間が多い月(日が当たらない時間が多い月)でありながら、クリスマスに向けてどんどん街中の飾りが増えていき、お店もお客さんが増えて賑やかで活気があるように感じます。

しかし、12月の明るさはなんだかちょっと不自然な感じもします。ちょっと作り物っぽい明るさです。だからと言って、12月が嫌いという訳ではありませんけどね。

一番夜が長い月が12月。

だから12月には「暗闇」とか「影」とか、ちょっとネガティブなイメージを持つ人もいるようです。でも、暗くて長い夜の中に「光」の楽しみがあると思います。

暗くて長いトンネルの向こうに少しずつ見えてくる光のように、12月は「光の可能性」を持つ月だと思います。実際に年が明けると、どんどんお日様の当たる明るい時間が長くなり、暖かくなり、自然の色など様々な面で世の中が再生を経験します。

人生においても「影」や「苦しみ」がある時、それは「光」や「幸せ」の可能性を持つと考えれば受け入れやすいかもしれないですね。

 

ニーチェの言葉

このブログのまとめに、Friedrich Nietzsche(フリードリヒ・ニーチェ)の言葉を借りたいと思います。

私は「光」と同じく「影」を愛している。顔の美しさ、話の確かさ、性格の良さと強さの存在に「影」は「光」と同じく必要だ。

では皆さん良い12月を!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

イタリア在住。3言語の通訳・翻訳家。最近は特に、十数年住んだ日本が懐かしくてたまりません。