【海外文化を知ろう】祈って、食べて、贈り物をもらう!イタリア人にとって大事な儀式

みなさん、こんにちは。イタリア在住のロベルトです。お久しぶりです!

このブログを書いている今日は私の息子にとって大事な日、Prima Comunioneの日でした!日本語では「初聖体拝領式」と言うようですが、カトリック教徒にとって非常に重要な行事です。

それなのに、息子は熱を出してしまい...どうなるかと思いましたが、予定より1日遅れて無事に儀式を終えることが出来ました。良かった!!

日本でカトリックの行事はあまり馴染みがないと思いますが、映画やドラマなどで、このようなカトリックの儀式を目にした事がある人もいると思います。ちょっとした知識があると、より面白くストーリーを楽しめるかもしれませんので、今日はカトリックの儀式について話したいと思います。

カトリックの国イタリア

イタリアはカトリックの国ですから、多くの子どもたちはまだ赤ちゃんの頃に「洗礼式(イタリア語でBattesimo)」という儀式を行います。

洗礼式といえば、映画「ゴッドファーザー」を思い出す人もいるかもしれませんね。洗礼式はたいてい赤ちゃんの頃にしますから、当然自分の意思でカトリック教徒になると決めた訳ではありません。

そして、10歳ぐらいになると、今回息子がした「初聖体拝領式(Prima Comunione)」という儀式をし、カトリック教徒であることを誓います。

何を初めて拝領するのかというと、キリストの体を表す「薄いパン(ostia)」とキリストの血を表す「ワイン(vino)」をいただく(口にする)んですね。つまり、ワインに少し浸した薄いパン(=聖体)を食べてキリストと一体になります。

この儀式をするため、息子は2年間週に1回教会に通って、カトリックについて学びました。

大パーティに豪華な贈り物も!

とにかくカトリック教徒にとってこの日はとても大事な日ということで、Prima Comunioneの日は家族親戚が集まって食事をします。わが家では10数人が集まってランチをしましたが、まるで結婚式のような大きなパーティをする家庭もあります。

ちなみに、子どもたちは家族の皆から結構高価なプレゼントをもらうので、それを楽しみにしている子も多いでしょう。というより、子どもはみんなプレゼントを期待していますね。私の息子もコンピューターや時計をもらってご機嫌です。

ちなみに、「洗礼式(Battesimo)」と「初聖体拝領式(Prima Comunione)」を終えると、次は14歳ぐらいに「堅信式(Cresima)」をします。この3つの儀式を終えると、正式にキリスト教徒になります。

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ABOUTこの記事をかいた人

イタリア在住。3言語の通訳・翻訳家。最近は特に、十数年住んだ日本が懐かしくてたまりません。