【翻訳家の暮らし】このご時世で変化した言葉の使い方

変化した言葉の使い方

オーストラリアから講師のミーガンです。

昨年2020年は本当に想像もできなかった1年になりました。コロナの影響で普通の生活すらできなくなってしまい、ロックダウンの連続で家にいる時間が倍位増えました。

私は普段、家で仕事していることが多いですが、パンデミックのせいで現場に行けなくなってしまい、息抜きでも出かけることがあまりできなかったので、元々在宅で働いている私でもかなりきつかったです。世界が一気に変わったとはいっても大げさではありません。

 

言葉の使い方の変化

色々な面で変化が起きましたが、翻訳家の私にとって、一番目に留まった変化が皆の言葉の使い方でした。

近年、テクノロジーの進化によって、チャットやメッセージなどで人とのやりとりの仕方も変わってきていますね。メッセージを友達や家族に送るときは、実際の会話と同じ書き方になることが多いです(I dunno / wanna go out tonight?などのような、会話を反映した書き方)。

さらに、COVID-19が流行して、約1年間コロナ関係のニュースや話題ばかりだったので、日常的な会話でも、”コロナ用語”というようなものが出てきました。私たちの日常生活の中に大きな変化が起きたために、それを示す新しい単語がどんどん生まれていきました。

 

iso bakingという言葉を知っていますか?

例えば、英語だと「自主隔離」を意味する「self isolation」の略語isoを使った iso bakingという言葉を知っていますか?

意味は何か?当ててみてください。

分かりましたか?

隔離中にパンやクッキーを焼くという意味です。

ロックダウン中に暇な時間が増えたため、自主隔離中に皆がベーキングをし始めたことから生まれたようです。

あまりにみんながパンやケーキを自分でたくさん焼いたことによって、スーパーで小麦粉や酵母がどこも売り切れになる、という時期もありました。

このように、私たちの生活が変わり、その変化を表すために新しい言葉をたくさん使うようになりました。どこからiso bakingという表現が始まったのか全く分かりませんが、ある日から皆が普通に使っていて、問題なく意味がすぐに分かったことも不思議ですね。

また、その他にもこの時期には、自主隔離中の服装を意味する「iso fashion」という言葉も生まれました。

 

ちなみに、記事上の写真は、この前作ったcroissantの写真です!ベーキングや料理が好きなのでコロナと関係なくやっていますが、パンデミック中なので、iso bakingに当てはまるのでしょうかね。(笑)

 

 


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1 個のコメント

  • Your croissant! Looks yammy! I’d like to eat it, and desire to go to Australia as my previous plan this summer!!!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    日本語能力試験N1(最難関レベル)に合格し、さらにNAATI(オーストラリアの通訳・翻訳国家資格)にも合格。英語ネイティブで日本語の通訳資格に合格する方はかなり少なく、そんな日本と英語の両方に精通し、英語の微妙なニュアンスを日本語で分かりやすく説明できる希少なスキルを持つ先生です。