【様々な翻訳】コインの愛称

【様々な翻訳】コインの愛称

こんにちは、英日翻訳家デビュー講座を担当しておりますMasakoです。

 

『翻訳家のたまご』メルマガ記事を書くようになり、これまで自分が経験してきたことをつらつらと思い出すことが多くなりました。歳のせい? そうかもしれません。

 

特に思い出すのは我が息子たち、友人らに教わったあれやこれや、些細なようで実は生活していくうえでとても重要なことどもです。

 

米国のスーパーで

そうそう、なかでも、米国で暮らし始めたばかりの頃、食材を買いに最寄りのスーパーへ出かけときのこと。当時はスーパーで食材を購入する際には現金か小切手払いでした。レジで現金を渡そうとすると、端数を処理するために “Do you have a dime and a nickel?” と尋ねられました。どれがdime でどれが nickel なの? どうしょう! 慌てたわたしは手持ちの小銭を手のひらに全部乗せて広げたまま差し出しました。するとレジのキャッシャーは、慣れた手つきで10セント硬貨(Dime)と5セント硬貨(Nickel)をひとつずつ拾いあげてくれました。親切なキャッシャーでよかった。

 

自宅に戻ると、テーブルにコインを並べて猛特訓、

  • 1セント硬貨=Penny ペニー
  • 5セント硬貨=Nickel ニッケル
  • 10セント硬貨=Dime ダイム
  • 25セント硬貨=Quarter クウォーター

 

それぞれニックネームを持っていることが驚きでした。どうして “Do you have a 10 sent coin and a 5 sent coin?” て言ってくれないのかなあ? とこうして文に起こしてみて、なあるほどと納得。会話の長さが格段に違うのです。

 

それにしても、コインランドリー(これはどうも和製英語のようで、米国では通常 Laundromat と呼んでいます)でよく使われる25セント硬貨がQuarterであるのはわかりますよね。1ドルの四分の一ですから。そしてNickelもその素材からきていることもなんとなく理解できます。でも、ペニーやダイムはなぜ?

 

さらには、まれに50セント硬貨(half-dollar)や100セント硬貨をみかけることがあるので、コレクションしていたようなおぼろげな記憶があるのですが……。

 

日本のコインは?

一方日本で流通している硬貨は、どれも数字をそのまま用いて「1円玉」、「5円玉」、「10円玉」、「50円玉」、「100円玉」、「500円玉」と呼べばOK。10円硬貨が時々「銅貨」と呼ばれるくらいで、他には特に問題ありません。「15円お持ちですか?」で十分事足ります。わっかりやすい!!

最近では「ワンコインランチ」や「ワンコイン弁当」などという呼称がよく聞かれますが、このワンコインは500円玉一つということですよね。

 

お札については?

さて、お札についてはどうでしょう? 日本で流通しているお札は千円、5000円、1万円。一時2千円札もありましたが、ほとんど見かけないまま影を潜めてしまいました。

 

一方米国では、通常1ドル、5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドル紙幣が流通しています。これも疑問ですよね。25セント硬貨Quarterがあるのに、なぜ25ドル札がないの? そしてたま~~に2ドル紙幣をみかけたことがありました。使用済みの飲料缶をまとめて回収所に持って行くと、なぜかよく2ドル紙幣、しかもピン札をくれたのです。希少な紙幣ですから、コレクションしておけばよかった……。

 

いや、まてよ。元住んでいた家の裏庭を掘ると、小さな金庫が出てきて、50セント硬貨、100セント硬貨、2ドル紙幣のコレクションが出て来やしないかしら? (あくまでもわたしの妄想です)。

 

ほかにも、紙幣はその色からGreenと呼ばれたり(GreenというよりGrayish-greenの気がする)、くだけた表現ではBuck (バック:雄鹿)と呼ばれたりしますよね。海外ドラマでお馴染みです。

 

Money

英語ってほんとうに不思議な数え方をするものです。

Skies are blue and a headache is my closest friend.

頭上の空は数えられるし、頭痛も数えられるのに、Moneyは不可算名詞です。毎日毎日手持ちのコインや紙幣を数えても、せっせと貯金してその額にニヤにやついても、MoneyはMoney。せいぜいMoneyがMuch Money、Less Moneyになるだけで、ひどいときにはNo Moneyに陥るだけ。どうして数えられないのかしら、あ~~あ(Big sigh)。

 

ただし、1,000ドルをKやgrandで表したりします。例えば$80Kまたは80 grandであれば8万ドル。これもドラマなどによく出てくる言いまわしです。

 

 


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翻訳家のたまご

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ABOUTこの記事をかいた人

商社勤務。英国へ語学留学しCambridge English Certificateを取得。帰国後外資系企業に勤務。その後結婚して夫の転勤先である米国カリフォルニア州、テキサス州、さらにアフリカのナミビアを転々とする。 それぞれの地域のカレッジにて英語、スペイン語、数学、歴史など一般教養を終了し、ナミビアでは、南アフリカ大学の通信教育にてPsychologyを専攻。 1998年に帰国し、2000年にフリーランス「医学翻訳家」として稼働開始。医学分野において創薬(製剤試験、動物試験)、治験関連文書、承認申請資料、照会事項、文献、製薬品質管理、副作用報告書等々、様々な文書の英日、日英翻訳を手掛けて今日に至る。 <趣味や日課> 昔から単純なパズルゲームが好きで、現在は3マッチパズルにはまってます。他には読書。Amazon Primeでドラマや映画を鑑賞(CMがなく、好きな時間に連続して見ることができるので、国内、海外、ジャンルを問わず興味がわいたものを観ますが、近ごろはやりの『進撃の巨人』や『鬼滅の刃』など常時アドレナリンだらだら系は苦手)、音楽鑑賞。 スポーツ観戦は、相撲に加え、テニスはウィンブルドンのみ、サッカーは四年に一度のワールドカップのみ観戦。フィギュアスケートも観ます。スポーツジムでエアロやヨガのレッスンを受け、マシンに乗ったりしていたのですが、どちらかというとその後の入浴が楽しみ。現在はウォーキングに切り替えています。料理は時短で済ませますが、どういうわけか編み物が好きです。