【現地発!カナダについて教えます!】カナダの “○○ Shirt Day” part 2

【現地発!カナダについて教えます!】カナダの "○○ Shirt Day" part 2

Hello from Canada!

Fruitful English講師のYukoです。

前回のPink Shirt Dayに続き、

今回はOrange Shirt Dayについてお話します。

※前回の記事はこちらからどうぞ!→https://www.fruitfulenglish.com/blog2/yuko_31/

 

residential school制度

カナダが1867年に建国されるとその数年後に、residential school制度が始まりました。

先住民の “assimilation=同化” を目的とする制度です。

先住民の子供たちは、親元を離れ、

キリスト教会が運営するresidential schoolと呼ばれる寄宿学校に強制的に入らされ、

彼らの言語ではなく、英語あるいはフランス語を学ばされました。

そこでは教師からの差別や体罰もあり、多くの子供たちが精神的・肉体的に辛い思いをしたり、

伝染病などの原因で命を落とした子供たちもいました。

 

Orange Shirt Day

Orange Shirt Dayは、

2013年に residential schoolの体験者である女性が、

自らの経験を語ったことがきっかけになりました。

 

その女性は、6歳の時、residential schoolに入ったのですが、

その初日、お祖母さんがくれた真新しいオレンジのシャツを脱がされてしまい、

そのシャツは二度と手元に戻ってこなかったそうです。

 

彼女のオレンジのシャツは、

residential school制度により先住民たちが

自らの文化・宗教・言語といったアイデンティティを奪われた象徴となりました。

 

The National Day for Truth and Reconciliation

現在、9月30日の Orange Shirt Dayは、

The National Day for Truth and Reconciliation

真実と和解の日

として、国全体で、先住民の歴史や文化、residential school制度について学ぶ日となっています。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

カナダ政府や日本政府機関でも勤務経験があり、現在も日本で年に一度カナダ外交に関する講座を大学で担当しているというこれまでにない経歴を持つ講師。カジュアルからフォーマルな英語表現まで指導することができます。