こんにちは!
フルーツフルイングリッシュ講師のRinaです。
フランス「香水の都」
先日、「香水の都」と呼ばれる南フランス・コートダジュール地方の町、グラース(Grasse)を訪れました。
この地域は典型的な地中海性気候で、年間300日以上が晴天。
日照時間が長く、夏は乾燥していて湿気が少ないため、病害虫のリスクも低く、香水用のバラの栽培に最適な条件が揃っています。
特に、香り成分(精油)は日光と乾燥によって濃縮されるため、香りが強くなるそう。
また、土壌に石灰分が多いと香りがより豊かになる傾向があり、こうした理由からグラースでは香料用バラの生産が盛んになったのだそうです。
実際にグラースのバラを嗅いでみたのですが、今までに嗅いだことのないような、甘くて濃厚な香りにびっくりしました。
CHANELやDIORなどの有名メゾンも、ここグラースに契約農園を持っているそうですよ。
「香水の都」グラースで観光!
グラースで人気の観光コースは、まず国立香水博物館で香水の歴史を学び、世界中の香水に関する展示を楽しんだあと、隣接するFragonard社の工場見学とショッピングをするという流れ。
Fragonard社では、今回は予約を逃して体験できませんでしたが、プロの調香師さんの指導で、自分だけのオリジナル香水が作れるワークショップもあるんです!
ちなみに調香師になるには、物理や化学の修士号に加えて、10年以上の専門的な訓練が必要なんだそう。100種類以上の香りを嗅ぎ分ける能力が求められ、お酒やスパイスの強い食べ物もNGとのこと。すごく大変そうだけど、なんだかかっこいい仕事ですよね!
英語では Perfumer または Nose(鼻!) と呼ばれ、フランス語では Parfumeur、あるいは同じく Le Nez(ル・ネ/鼻) と言います。
「perfume」の語源
そうそう、「perfume」の語源についても学びました!
日本語では「香水」と訳されますが、語源はラテン語の per(〜を通して) と fumum(煙) に由来していて、もともとは宗教儀式で香を焚いて神に捧げる「煙の儀式」だったんだそうです。
やがて、古代ギリシャ・ローマ時代には風呂上がりに香油を塗って香りをまとう文化が発達し、それが今の香水の起源になりました。
当時の香油はとても高価だったので、香りをまとうことはステータスの象徴。
今もそんな風に「香りでその人の格を見分けられたらいいのにね」と、みんなで話していました。
街中もとても可愛くて、通りにはバラをイメージしたピンクの傘がたくさん飾られていて、とてもフォトジェニックでした。
観光客は香水をたくさん試してショッピングするので、すれ違う人みんながいい香り!笑
でも、もともとフランス人って、基本的にいい香りがする人が多いんですよね。
フランス人って毎日シャワーしないって本当?
よく日本の方から「フランス人って毎日シャワーしないって本当?」と聞かれますが……本当です(笑)。
もちろん真夏は毎日浴びますが、冬は2日に1回くらいという人も多いです。その代わりに、香水をたっぷりつけて体臭をカバーします。
ちなみに、 日本人は2〜3プッシュくらいで済ませることが多いですが、フランス人は5〜7プッシュが普通!香水文化の違い、面白いですよね。
Grasse roseに酔いしれた私は、今のペースでは一生かかっても使いきれないほどの香水を購入してきました。
これからはシャワーをサボって香水をつけるフランス人テクをどんどん使っていこうと思います。
※Rina先生のフランス生活を綴った人気ブログの過去の記事をもっと読みたい方は、こちらからどうぞ!

様々な国に滞在した経験があり、「伝わる英語」が何であるかをしっかりと理解しているRina先生。きめの細かい添削でありながら、モチベーションもしっかりと上げてくれる添削が大変人気で、生徒様から高い評価を受けている講師です。
座右の銘は”If you can imagine it, you can achieve it. If you can dream it, you can become it.”
※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。
コメントする