こんな身近なところに意味論が?!私の専門分野について

こんな身近なところに意味論が?!私の専門分野について

こんにちは、アイルランド在住講師のMarinです。

今回は、私の大学時代の専門分野”意味論”を日常のとても身近なところで感じた最近の出来事がテーマです。

意味論とは?

意味論は文字通り、言葉の意味についてを研究する言語学の一分野です。

ではここで突然ですが、クイズです!

新年の挨拶は英語で?

新年の挨拶を英語で言うとしたら、Happy new yearですよね。

私も頭の中で“Happy new year=明けましておめでとうございます”と一対一対応で覚えていたのですが…

Happy new yearは新年明ける前にも使える!

実はHappy new yearは”良いお年を”の意味でも使えること、ご存知ですか?

12/31の大晦日に薬局へ行った時のこと。店員さんが会計の最後に

Thank you and happy new year!

と言ってくれたんですが、

私の頭の中ではあれ?まだ明けてないのにな、と一瞬思ったんです。

確かに日本語では”良いお年を”と”明けましておめでとうございます”を年末か年始かで使い分けますが、英語のHappy new yearはというと、1つの言い方で日本語の2つの意味”良いお年を”と”明けましておめでとうございます”を担っているんですね。

つまり意味論の考え方で説明すると、日本語よりも英語のHappy new yearは意味のカバーしている範囲が広い、ということになります。

ここで日本語ネイティブの私たちに違和感が生じるのは、日本語では2つの言い方を使い分けるのに、英語では1つの言い方が両者の意味を兼ねているからです。

英語を習得する難しさは意外とこの、”意味”に関することに起因していることが多々あります。

 

日本語と英語の意味の範囲の違い、私が去年開発・担当した類義語講座でも扱いましたが、ナチュラルな英語を使いこなすにはとても大切な鍵になりますので、ぜひ頭の片隅に留めておいてみてくださいね。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

大学時代にカナダとイギリスに留学。卒業後はオーストラリアとニュージーランドへワーキングホリデーに行っていました。2018年よりアイルランド在住です。英語言語学、特に意味論に関心があり、言葉の意味やニュアンスの研究・日本人の英語はどうして日本語っぽくなってしまうのかについて興味があります。中高ではアメリカ英語で学んでいましたが、イギリス英語圏の滞在歴が長いので、イギリス英語の方に今ではすっかり慣れています。通っていた大学にイギリスからの留学生が来て、彼女の英語を初めて聞いた時は???でしたが笑