駐禁チケットへの不服申し立て

駐禁チケットへの不服申し立て

こんにちは!

ニューヨークシティよりMihokoがお届けです。

 

さて、以前うちの車が駐禁チケットをもらってしまったお話をしましたが、その続きです。

 

交通違反のチケットを切られても、その内容に対して不服申し立てすることができるのは日本も同じですよね。

アメリカの場合は管轄の市や州によって法律が違うので、不服申し立ての仕方も微妙に変わってくることがありますが、基本的な行程は大差ないです。

そう、まずは「不服である」と相手に伝えます。

 

不服の申し立てをする

うちの車に駐車違反チケットを発行したのはNY市警でしたので、NY市に対して不服を申し立てることになります。

その方法はとても簡単で、オンライン、書面(郵送)、電話、あるいは管轄局へ直接出向いて申し立てができます。(直接出向く場合には先着順で処理されますが、コロナ禍では直接のやり取りを受け付けない時期もありました)

 

駐車違反のチケットには不服申し立て先の情報も明記されています。

夫はチケットに記載されているアドレスにアクセスし、オンラインで申し立てをしました。

すると、Hearing(聴問会)の通知が届きますので、指定された日にHearingです。

当時はコロナウィルスの流行前でしたので、直接出頭しましたが、現在はオンラインでもHearingできます。

 

Hearing当日は夫のみがHearingに出頭しましたので、ここからは夫の土産話。

 

前のHearingに時間がかかっていたようで、指定された時間に出かけてから2時間ほど待たされたそうです。

交通違反チケットの不服申し立てなんてたくさんあることでしょうから、召喚するほうでも一人ずつ時間を決めて通知するのではなく、大雑把な時間でくくって複数件をスケジュールに入れるんでしょうね…

 

いざ法廷で裁判が行われると

何はともあれ、前の人に時間がかかっていたこともあって、「これは手強いぞ!」と覚悟していたと夫。

自分の番になると、挑む気持ちで緊張気味にドアを開けたそうです。

Hearingの行われる部屋は小さいながらも法廷です。

judgeがいて、夫に駐車違反のチケットを切ったofficerも出頭しています。

それぞれの言い分を聞いたjudgeが判決、つまり交通違反チケットが有効であるかそうでないかを決めるわけです。

まずは夫が複数枚の写真を提示しながら、自分が駐車したのは合法的な駐車場所だったと主張。

提示された写真をみたjudgeが違反チケットを切ったofficerに弁明を求めると、

“It must have been a mistake.”(何かの手違いだったのでしょう)

 

?!

思わず唖然とするような言葉に追い討ちをかけるように、judgeが夫へ

“The court has found you not guilty on the case. Have a great day.”

(この件に関して、あなたは違反を犯していないとします。おつかれさまでした)

 

なんと、秒で終わったそうです…

 

まさかの「手違い」で済まされる

帰宅した夫は安堵のため息とともに、Hearingのせいで仕事を1日休んだし、かなり迷惑を被ったわけなのに、それに対する賠償は無し…と、新たな不服を抱いていました。(苦笑)

Hearingで腹が立って謝罪を求めたら、チケットを切ったofficerは謝ってくれたそうですが。

その謝罪の後に、「では、こうして時間と労力を必要としたことへの賠償をしてください」と訴えていたら、きっとさらに時間と労力がかかることになっていたと思います。

罰金も減点もないんだから、これでよしとしよう!とワインボトルを渡すと、やっと夫の機嫌は直りました。(笑)

 

それにしても、「何かの手違い」って…

大騒ぎの後に、なんともあっけない幕引きでした(苦笑)

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ABOUTこの記事をかいた人

日本の大学で英語、ロシア語、ラテン語を学びながらフラワーデザイン学校に通いフラワーデザインを習得。翻訳も通信で勉強するがもの足りずニューヨーク・シティに移住。市内の大学で英語を学び直し、フラワーデザイナーとなる。同時に、翻訳や通訳に従事し、日本語や英語の家庭教師を務める。 翻訳実績:主に音楽関係の記事やCDのライナーノート、ブログ記事、履歴書のプロフィール、ビジネスレターなど通訳実績:取材、現地学校における諸行事、プライベートレッスンの場など 息抜きには土いじり、ルービックキューブ、星や月を眺めながらの一杯。クラシックバレエ用ストレッチとヨガを自己流でアレンジした整体をしたり、一指禅、日記を書くことが日課。好きなスポーツはサッカー、バスケットボール、水泳。ジャンルを問わず日々の生活に音楽は欠かせない。