【海外文化との違い】日本の「謙遜」はやりすぎ?それとも美徳?

【海外文化との違い】日本の「謙遜」はやりすぎ?それとも美徳?

日本の「謙遜」はやりすぎ?それとも美徳?

 

みなさん、こんにちは!

フルーツフルイングリッシュ講師のEriiです。

 

みなさんは日本の「謙遜」の文化をどう思われていますか?

 

どこの国でも謙遜する場面というのはもちろんあると思いますが、

日本は常に自分や「内」の人を下げて

謙虚に、謙虚に応対することが暗黙に求められている気がします。

 

「いえいえ、そんな」

「とんでもないです」

「お恥ずかしいです」

「わたしなんて」

「まだまだ未熟で」

「もったいないお言葉です」

 

こんな言葉をみなさんも普段から使っているのではないでしょうか?

 

そこで、質問です・・・。

 

みなさんは自分を下げるのに、

違和感を感じたり、疲れることはありませんか?

 

私は海外が長かったせいか、

日本人になりきれていないのか、

いつも自分を下げる行為に疲れることがあります。

 

「謙遜」が反対に気まずさを生んだビデオコール

 

先日海外の女友達2人とビデオコールをしていました。

美容院に行って髪型を変えたばかりだったので、

2人が新しいヘアスタイルを褒めてくれました。

アメリカに住んでいる頃であれば、

私は絶対に次のようにポジティブに返事をしていたと思います。

“Yea? Do you like it? I think it looks really good on me, too.”

 

それが、日本の謙遜スイッチが入っていたのか、

本当は似合っていると思っていながらも、

彼女たちの褒め言葉を素直に受け入れず、

“I don’t know. I like the style, but I don’t think I can pull it off.”

などと、思ってもいない言葉が次々と口から出てきたんです。

 

謙遜文化に慣れていない彼女たちはそんな私の反応を気にして

ビデオコールを切ったあとにも、

“But seriously, your new haircut looks amazing on you.”

と改めてメッセージをくれました。

 

そのとき、あ、しまった!

いつの間にか日本の謙遜文化が出てしまった、と思いました。

逆に彼女たちに気を遣わせてしまったのです。

 

もちろん謙虚な姿勢が大切なこともありますし、

気持ちが良いときもありますよね!

 

でも言葉ってconsequenceがあり、

「へりくだる」思考が自分の考え方・性格・人間性に

どのような影響を与えているのかを考えることがあります。

 

謙遜の究極系

 

へりくだりの究極系が「愚息」「愚妻」「荊妻豚児」という

言葉ではないでしょうか?

 

「愚かな自分の息子」=愚か者な自分が生んだ息子

「愚かな自分の妻」=愚か者な自分が結婚した妻

 

何段階の謙遜・・・!?

 

ここまで言う必要はあるのだろうか・・・。

こう言われて良い気持ちになる人はいるのだろうか・・・。

 

例え、息子や妻自体が愚かだと言っているのではなくても、

「愚かな自分の息子/妻」と言ったら、

implicationはその愚か者の息子と妻も愚かだということだと

感じてしまうのは私だけでしょうか?

 

「愚かなあなたから生まれた息子はすばらしい!」

という思考にはなかなかなりませんよね。

 

適度なhumbleさ「謙虚な姿勢」は素晴らしいと思いますが、

ここまでして自分や身内を下げる必要なあるのだろうか、

日本人のみなさんは疲れないのか、

そんなことを考えることがあります。

 

こんなことを考えてみるのもときには面白いかなと

思い記事にさせてもらいました!

ご家族や友人との会話テーマでぜひ話し合ってみてください。

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人生の半分以上をアメリカで過ごし、アメリカの大学では言語学のアシスタントとして活躍されたり ネパールでも英語の講師をされていた経験があり、国際経験豊かな先生です。 人見知りしない性格で、誰とでも仲良くなる性格とホスピタリティーは英語指導にも表れています。生徒様から人気で、お客様満足度評価も高い先生です。