みなさん、こんにちは！
今年は日本ではレジ袋有料化が進み、話題になりました。今まで無料で配布されていたものが有料となると不便に感じますが、海外ではどうだったのか、どう感じたのか、私が留学や旅行をした国を参考に振り返っていきたいと思います。
海外のエコ事情ーデンマーク
私は数年前デンマークに留学していて、旅行でイギリスやオランダなど、ヨーロッパの国もいくつか回りました。
全ての国で共通していたのは、スーパーのレジ袋は有料だったということです。そういう事情もあってか、ヨーロッパは可愛くてお手頃なエコバッグが多い印象です。
（例えばデンマークのスーパーIrma、フランスのスーパーmono prix、オランダの国立美術館のギフトショップなど。デザイン性も高くお土産としても定番なので旅行などの際はぜひチェックしてみて下さい。）
ただ、個人的には特にエコバッグを使っていたわけではなく、リュックなど大きなカバンを持っているときはカバンに直接入れて、それができなければ素手で持って帰ったりしていました（笑）。どうしても必要な場合はもちろん買っていましたが。
また、スーパー以外で袋がもらえなくて不便だなと感じたのは、本屋と薬局で買い物をしたときです。ここでも袋が有料なのか…と当時は思いましたが、海外は日本と比べて袋の件のみならず大抵のことが不便なので、海外にいるときは自然と袋がもらえないことが当たり前という感覚になっていました。
ですが、今は日本の本屋も薬局も袋が有料なので今後はこの感覚が普通になってくるのかもしれません。
洋服のお店では、以前は日本と同じく袋がもらえていましたが、日本でも最近H＆Mやユニクロなどのファストファッションがレジ袋を有料化しており、twitterなどで流れている情報を見ると国によっても違いが出ているようです。洋服店の場合はブランドやお店の方針によるものが大きいと感じます。
デンマークのリサイクルシステム
また、エコといえば面白いなと思ったのが、デンマークのスーパーで見た空き缶のリサイクルシステムでした。空き缶を集めてお店に持っていき、専用の回収マシーンに入れると割引券のようなものがもらえるというシステムです。この制度はかなりポピュラーに浸透していて、パーティーなどの後は「ビールの空き缶無い？！」と探して回っている生徒もいる程でした。
もう一つは、Genbrugsbutik というデンマークのリサイクルショップです。いわゆる古着屋さんなのですが、商品は住民の寄付、働く人は基本的にボランティアで、その収益は赤十字の活動に充てられるというシステムです。商品の状態は様々ですが、安くてたまに掘り出し物があるので見ているだけでも楽しめました。実際に着なくなった服を持って行ったり、パーティーの衣装をここで揃えていた生徒もいました。サステイナビリティという言葉が浸透してきている今日、このような形態の活動は今後も長く続いていくのではないでしょうか。
以上、レジ袋を中心とした海外のエコ事情でした。
以前から、海外と比べて日本の過剰包装や過剰サービスについての意見を目にすることはよくありましたが、レジ袋有料化は良くも悪くもその差を縮める一歩になるのではないでしょうか。今は特に未曾有のコロナ禍で、この制度が良いのか悪いのか、また世界的に今後どうなっていくのかは分かりませんが、少しでも海外に行く際の参考になれば幸いです。
また、こうして今を取り巻く環境問題について考えたりすることで自分の意見が生まれ、英会話のネタにもなると思いますので、ぜひ活用してみて下さい。
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海外・外国語大好きライター。
高校生のとき初めて訪れたイギリスがきっかけで、海外の魅力にどっぷりハマる。
英語の他にも様々な言語を学び(ロシア語、フランス語、ポーランド語など)、外国語学習の面白さを知る。
国内で英語を習得し、独学でTOEICスコア870点取得。
二度の留学や海外一人旅、英語講師、商社の海外営業事務として勤務した経験から、英語学習に役立つコンテンツをお届けします。
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