カナダと日本の「ウチとソト」の感覚の違い

カナダと日本のウチとソトの感覚の違い

こんにちわ。Fumiです。今回は私がカナダに来て実感した「ウチ」と「ソト」の違いをお話します。

日本で生まれ育った私でも、海外映画やドラマを観ていたので家の中でも靴を履いたまま過ごす人がいることはもちろん知っていました。そしてある程度の彼らに対する理解というのもあったと自覚していました。でも、自分の中にある「ウチ」と「ソト」の感覚が多くのカナディアンと違うことにショックを受けたケースをご紹介しましょう。

カナディアンはバスや電車でもリラックス

まずはバス・電車の中や学校のクラスでの人々の座り方。バスや電車に向かい合わせの席があるのですが、靴のまま向かいの椅子に平気で足を投げ出します。学校の授業が講堂で行われた際は前の椅子の背もたれ部分に足を投げ出す生徒を多く見ました。図書館やクラスルームでも靴のまま前の椅子に足を立ててリラックスしてる人がちらほらと。

私の感覚からすると「あの靴でさっきトイレ行ってたよね?」「次にそこに座る人は、あなたが土足でその椅子に足を乗せてたのを知らないで座るんですけど・・・」でした。そう考えると、正直公共の場所で椅子に座るのがちょっと怖くなりませんか?

気にしない気にしない

その後にもっと驚くことが起こりました。これまたバスに乗っていたときのこと。大きな買い物袋を提げた人が食べ物の入った袋を・・・ドーンと床に置きました。しかもバナナが半分袋からはみ出していて・・・ん、いくら食べ物が買い物袋に入っていても、口に入るものを床、よりによってどこの誰が歩いていたか分からない床に置く??うそでしょ?でもこれ、本当の話なのです。結構多くの人がやっているので、皆あまり気にならないのでしょう。

最後は日本人の友人と話していたときのこと。彼女のだんなさんはカナディアン。「これ、本当に信じられないんだけど」と友人が話し始めました。「キッチンのカウンターを拭いていたふきんで汚れた床を拭き出したの~!」もちろん彼女は激怒。何度も何度もやめてと言っても、なかなか治らない癖だそうです。

実はこれ、他の友人のだんなさんにもあてはまっていました。こちらはいつもに使っているバスタオルで玄関先の汚れた床を拭いたらしいのです。それはもちろん、彼女も激怒。でも、なかなか理解してもらえないそうです。

お庭もウチのうち

これまた別の友人のだんなさんですが、彼は自分の庭に行くときは靴やサンダルではなく常に靴下で出かけるそうです。これはちょっとextremeな例かもしれませんね。もちろん靴下はいい感じに汚れているので、毎回汚れを軽く落としてから洗濯機で洗うか、そのままゴミ箱行きだそうです。

これらのケースから考えると、私たち日本人の「ウチ」「ソト」文化はかなり根強く、いくらカナダという別の国に住んでいても彼らのやっている行動に理解を示しがたいのだと実感しました。

なので逆のことを言うと、彼らに私たちの考え方・文化を押し付けたところで、やはり理解できないのです。Fair enough!今ではこれらの光景を目にすると「ああ、やってる~」と気長に考えられるようになりました。私の「ウチ」と「ソト」の感覚のだいぶ鈍くなってきたのかもしれません。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

5年間の日本でのメーカー勤務を経て2006年にカナダ・バンクーバーへ留学。現在は移民として在住し、現地企業に勤務。バンクーバーは自然が多く、健康志向な人が多いことに影響され、時間のあるときはハイキング、ランニングやヨガをして過ごしています。