英作文の練習方法!コツをおさえてしっかり上達!

英作文の練習方法!

こんにちは講師のMikaです。

皆さん英作文を書くときどうですか?
どう書いたらいいのか難しく感じますか?

私自身添削をしていて、日本語文を英訳するよりも英作文を書く方が難しく感じるということを生徒さんから聞くことが良くあります。

なので今回は英作文を書くときのポイントを紹介したいと思います。

英作文を書くとき、日本語と同じで語彙、文法、表現力などすべての要素が含まれますね。

日頃から日記や興味をもったことを英文で書いた方がいいですが、
重要なのは誰かにチェックしてもらえているか、いないかです。
誰にもチェックされないで、ただ書いているだけなら
正しい、英語を学ぶことができません。

海外の映画やドラマで知った新しい表現をメモして(input)、活用する(output)ことは学習する意味では効果的です。
しかし、その表現が正しい使い方をされているかどうかはネイティブ講師や日常の英会話を経験した人に教えてもらうことが一番分かりやすいです。
 
ではなぜ英作文を書くことが難しく感じるのかについて、今回は私自身添削をしていて気づいたことを例を踏まえて紹介したいと思います。
 

英作文はなぜ難しく感じる?

日本語文を英訳するのと違って、題だけ出された英作文は難しく感じますよね。
それはなにもないところから自分で文を作るからです。
 
またさらに、そこに自分の考えや意見も含め、結論としてなにを主張したいのかを全部含めないといけないからです。
 
穴埋めの問題や質問に対して適切な答えを選択することは得意。
でも、実際に自分が考えていること、思っていることを書き出すにはどう表現したらいいか分からない。
そういう方は多くいると思います。
 
英作文や論文を書くにあたって、構成はこうしたらいい、同じ語句を使わない方がいいなど色々なことを聞いたことがると思います。
 
でもそれは基本的な英文、英作文を書けている方に向けのワンステップアップ・アドバイスと思ってください。
基本は、自分が思ったり考えていることをどのように表現するかが大事です。
 
自分が思っている文を書くには基本的な英語力が必要になります。
 

英語力を培うにはどうしたらいいのか?

 
英作文を書くのに基本的な英文法を身についているこが重要になります。
それは分かっているよ!とご存知な方は多くいると思います。
 
言いたいことを綺麗に書かれていても細かい文法ミスで表現が不自然になることがあります。
 
私が添削をしていて、よくみかける間違いを紹介したいと思います。
 
例えその①、
most of~なのかmost~,
many of~なのかmany~,
some of~なのかsome~
 
most of~, many of~, some of ~と表わした場合、
限定した中での「~の殆ど」「~の多く」「~の幾つかは」ということを表わすので、
その後に定冠詞theや、this, those などの限定詞が続きます。
 
例: We spend most of our money on shopping
「我々はお金の大変を買い物に使う」
 
Can I use some of your crayons?
「クレヨンを何枚か使わせてもらってもいいですか」
 
このようにourやyourなどを使って「我々のお金」や「あなたのクレヨン」と限定詞によって明確にします。
 
またその後に名詞に注目しましょう。
most of our moneyの場合、
moneyは不可算名詞、つまり数えられない名詞なのでmoneyと単数形で表します。
 
しかし、some of your crayonsの場合、
crayonは可算名詞、つまり数えれる名詞なので複数形でcrayonsと表します。
 
ここで、一般論として言いたい場合は、限定した特定のなかの殆ど、多くや幾つかと表さず、
most, manyやsomeを使います。
 
例: Today most money is defined and protected by laws
「今日殆どのお金は法によって定義され守られている」
 
most ofとmostにおいては、ミーガン先生の記事『most ofの使い方、間違っていませんか?』
でも紹介しているので、良かったら参照してくださいね。
 
詳細はこちら↓

【英作文のコツ】most ofの使い方、間違っていませんか?


 
例えその②、
the number of~, a number of~の場合です。
定冠詞がついているか、不定冠詞が付いているかで動詞が単数形か複数形かになります。
 
*the number of~
「~の数」では、後に続く名詞が複数形でも動詞は必ず単数形になります。
 
例: the number of people is increasing
「人々の人数が増えている」
 
*a number of~
「いくつかの~」「何人かの~」という意味では、動詞は複数形になります。
 
例: A number of issues were discussed
「いくつかの問題が話し合われた」
 
基本的な文法は頭に入っているけれども伝わらないとお悩みの方もいらっしゃると思います。
なんで伝わらないのかの多く理由は、日本語文を作ってから英語に訳すからです。
 

日本語をそのまま直接訳しても正しい英語表現ではない?

日本語からの文のままの表現を英語に訳すと不自然になることがよくあります。
 
例えば以下の日本語文を英訳する場合どうしますか?
 
毎年捨てられる4.5兆本もの吸い殻のプラスチックフィルターは、10年以上も分解されないため、植物が枯れる原因となっている。
 
よくある間違い
 
先程の文で日本語文「分解されない」をそのまま訳しがちです。

しかし英語の場合、「~される」「~された」は受動態の表現になります。
 
受動態は目的語が主語になり、誰や何によってということを表します。
 
例: the guard saw two men enter the bank(能動態)
「警備員は男性二人が銀行に入っていくのを見た」
 
Two men were seen to enter the bank by the guard(受動態)
「男性二人が銀行に入っていくのを警備員に見られた」
 
この場合、日本語文を嚙み砕いて考えてみてください。
 
この文では、
タバコのプラスチックフィルターが10年以上も分解しないから植物が枯れる
ことを表している文になります。
 
なので、ここではbe decomposedと受動態ではなく、
do not decomposeと表します。
 
必ずしも日本語の「~される」=受動態ではないことに気を付けて下さい。
 
文全体を日本語で書いて、そこからそのまま英語に訳そうとするとこのような間違いをしてしまいがちです。
 

では、どうしたらいいのか?英作文のコツとは何でしょう?

それは書きたい分の日本語のキーワードだけで書き出しましょう。
 
例えば先程の文では、
(毎年捨てられる)4.5兆本のタバコの吸い殻 → 分解しない → 植物を枯らさせている
と表すことで頭で流れを理解できますね。
 
ここで語句を当てはめてみましょう。
 
「毎年」every year
「捨てられる」be thrown awayや be discarded
「兆」trillion
「タバコの吸い殻」cigarette butt/end
「分解しない」do not decompose
「植物」plant
「~を枯らす」kill, witherや die
 
ここで次ぎに意識するのが英語の名詞です!
 
英語には名詞に可算名詞や不可算名詞がありますね。
つまり数えられる名詞と数えられない名詞です。
 
数えられる名詞は、冠詞(a/anやthe)が伴います。
 
「タバコの吸殻」 buttやendは可算名詞になります。
覚えてますか?可算名詞には冠詞が伴います。
 
ここで考えてましょう。
特定のタバコの吸殻なのか?
1本のとあるタバコの吸殻なのか?
タバコ吸殻全体なのか?どれなのか考えみましょう。
 
ここでは4.5兆本の毎年捨てられるというタバコの吸殻を指し表していますね。
なので定冠詞theが伴い、4.5兆本と複数になるので、
the cigarette butts/ends
と表すことになります。
 
では次に同じく可算名詞の「植物」plantを考えてみましょう。
 
それは特定の植物なのか?とある1つの植物なのか?植物全体を指し表しているのか?どれなのかまた考えてみましょう。
 
ここでは一般的にいう植物全体を指し表していると考えることができるので、
総称表現(無冠詞+可算名詞の複数形)で表すことになります。
なので無冠詞+plantsと表します。
 
さてキーワードの語句が揃ったので文にしてみましょう。
 
主語は、毎年捨てられる4.5兆本もの吸い殻のプラスチックフィルターになりますね。
 
なので
the plastic filters of the 4.5 cigarette buts/ends that are thrown away/discarded
になりますね。
 
その次にじゃそのタバコの吸殻は何をするのかを表すことになります。
それは、10年以上も分解されないですね。
 
なので、do not decomposeと表すことができますね。
 
では、植物が枯れる原因となっているをどう表しましょう。
 
「原因」という名詞はcauseという単語がありますね。
ここで動詞の場合は「~を引き起こす」という意味を表わします。
 
よって、and they are causing plants to と表すことができます。
 
では先程「~を枯らす」kill, witherやdieがあると説明しましたが、
killは「~を殺す」という意味があることから、
植物を殺すことを引き起こすと表すと少し不自然になりますよね。
 
なので、ここではand they are causing plants to wither/die
と表すことができます。
 
よって、
毎年捨てられる4.5兆本もの吸い殻のプラスチックフィルターは、10年以上も分解されないため、植物が枯れる原因となっている
という日本語文を
 
the plastic filters of the 4.5 cigarette buts/ends that are thrown away/discarded do not decompose and they are causing plants to wither/die
 
と英文で書くことができます。
 
これだけでなく他の書き方もありますが、
(毎年捨てられる)4.5兆本のタバコの吸い殻 → 分解しない → 植物を枯らさせている
という話の流れで考えるとこのような英文を作ることができます。
 
先程出てきたkillを使って表す場合、
 
the plastic filters of the 4.5 cigarette buts/ends that are thrown away/discarded are killing plants because they do not decompose
 
とプラスチックフィルターは植物を殺している表すこができます。
 
英作文を書くとき、日本語で考えるのは間違いではないです。
でも日本語で下書きを作るときときはほどほどにしましょう。
そして意味を嚙み砕いて書きましょう。

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幼少期に6年間南アフリカ共和国で生活したことのあるMika先生は日常的に英語を使う環境で育ちました。英語の魅力に目覚めた後、帰国後は大学で英語を学び、さらには英語を使って仕事をされています。毎日の生活のための英語、アカデミックな学びの英語、そして職業としての英語。これらすべての英語を経験してきたMika先生に、あなたが必要としている英語を学んでください。