「語彙学習の3要素」と英検1級問題でボキャブラリービルディング①

「語彙学習の3要素」と英検1級問題でボキャブラリービルディング①

はじめに

今回は語彙の増やし方について学んでいきましょう。

英語学習をする上で、「語彙力がないから読めない」「ボキャ貧だから言いたいことが伝わらない」という悩みをよく聞きます。

まずは、語彙を増やす上で重要な考え方をお話しします。

そして最後に、英検1級の過去問を解説していきます。

 

語彙定着の三角形

人間が語彙を定着させる上で、もっとも重要な三要素があります。

それは、語彙の「音・発音」「意味」「スペル」です。

この三つが揃って、ようやく語彙定着の第一段階と言われています。

語彙定着の三角形

実は、日本人学習者は、語彙の「音」学習が不足してしまう傾向があります。

日常の日本語使用に、英単語は入ってきませんからね。(入ってもカタカナに置き換えられてしまう)

また、他のアルファベティカル言語話者と違い、フォニクス学習もきちんとやらないと、音とスペルの一致をさせるのにとても苦労します。

(ようやく最近「幼児期の英語学習はフォニクスから」という流れが広まってきたのは大変良いことだと思います)

では、そういった環境要素も踏まえて、どういった学習をすれば良いのでしょうか。

一例を挙げてみます。

語彙定着の学習法をご紹介

学習例:

1.覚えたい単語リストを作成し、英単語→日本語の順で録音(できればチャンツ風にBG
に乗せると良い)。それを毎日聞き流す。

2.意味が定着してきたら、同様の自作音声を聞きながら、単語を書く。

3.スペルが定着したら、その単語が含まれる英文をネットで検索

4.同様に例文リストをつくる。(1へ戻って例文で同様の流れ)

5.英検準1級や1級のライティングトピックをネタにエッセイを書く。その際、学んだ語彙を入れ込む。

6.ネイティブ・上級者にフィードバックをもらう。
(内容的、表現的の両面でコメントをくれる人がベスト)

いかがでしょうか。

1~2で音と意味を一致させます。

3~6で、意味とスペル、文脈を一致させていきます。

あくまで一例ですが、上級の語彙を本気で定着させるには、これくらいやり込んだ方が良いです。

理由は、上級の語彙ほど、「出会う確率が少ない」からです。

 

英検1級の語彙問題

個人的に、上級語彙が豊富に学べるのは、英検1級の第1問目の穴埋め問題だと思い
ます。

ここから一緒に学んでいきましょう。

英検1級(2021第3回より)第1問より

まずは以下の英文の(   )に入る単語はどういったものを推測しましょう。

(2)Carl was threatened with ( ) from his apartment after not paying rent for several months. He was given one last chance to come up with the money.

まず、選択肢をすぐ見ず、文脈をきちんと把握しましょう。

日本語にすると、
「カールは、数ヶ月アパートの賃料を払っていなかったので、(     )を不安に思っていた。彼はお金を工面する最後の機会を与えられた。」となります。

「家賃滞納→(   )が不安」 という内容から、推測します。

浮かぶのは、退去命令、訴訟、差し押さえ・・・などでしょうか。

ここまできちんと文脈把握、推測を効かせたうえで、選択肢を見てみましょう。

(選択肢)
1.altercation 2. eviction 3. subordination 4. nomination

(選択肢の解説)※発音はブログではお伝えできないので、辞書で確認ください。
1. altercation :口論(The students were not allowed to quarrel or altercate.)動詞例
2. eviction :立ち退き(He was threatened with eviction for non-payment of rent. )
3. subordination : 従属(Fundamentally, the subordination of the oppressed nations to the major powers is rooted in economic relations.)
4. nomination : 任命、指名 (My boss nominated him to the position.) 動詞例

正解は、2.evictionになります。

きちんと文脈から推測し、その後に選択肢を見ると、グッと選びやすくなります。

たった1問ですが、学べることが沢山あります。

文中のbe threatened with ~ やcome up with the moneyも勉強になりますよね。

そして、前半でお話ししたようにこのなかで分からない単語を、自分の単語リストに加えます。

そして、1~6のステップを踏んでいきます。

 

まとめ

この記事では、語彙定着のための考え方をお伝えしました。

音、意味、スペルが定着のカギでしたね。

加えて文脈とアウトプットも重要です。

1~6のステップに、英検1級の問題を組み合わせて私自身がよく学習しています。

英検1級の語彙問題を使ったボキャブラリービルディングは、また記事を書いてみたいと思います。

よかったらお読みください。

最後までおつきあいいただきありがとうございました。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

地方の公立小~高校で普通に学び、必死の受験勉強の結果、英語が苦手な大学生になる。自分のように英語が苦手な生徒を助けたいという一心で、英語講師を目指す。1年間、英語の臨時講師をしながら資金を貯め、渡米。米国大学院にてTESL(英語教授法)を取得。2年間の留学を経て、地元で英語講師として18年間、中高大学生を中心に英語を指導中。英検1級、TOEIC最高点980 海外留学サポート、英語ディベート、英検・TOEICなどの資格取得のための指導も行っている。