【3分で英作文レベルアップ】everyとallは、単数形?複数形?

こんにちは、講師のエリカです。

最近、このような間違いを何度か見かけましたので、是非お話させてください。

everyall。どちらも「皆、全員、全て」という意味ですよね。しかし、この二つの単語の使い方には、大きな違いがあります。

そうです!どちらも複数の物を指しているにも関わらず、allが複数形扱いで、everyが単数形扱いなのです。

 

あなたはお気づきでしょうか?この違い

次の例文を見てみましょう。

  1. Every kid is happy.
  2. All kids are happy.

「子供たちは皆幸せだ。」

お気づきでしょうか?
everyの後ろの名詞は単数形kidになっているのに対し、allの後ろは複数形kidsになっています。
動詞も、①では三人称単数のis、②では複数のareになっています。こうして並べて比べてみると分かりやすいですね。

次のような構造は間違いになりますので、気をつけましょう。

× Every kids are…

× All kid is…

 

単語の違いをイメージで覚える

では、なぜ意味がほぼ同じなのに、allだけが複数形なのでしょうか?

結論から言いますと、everyが単数形扱いになっているのは、「全体の中の一人一人(一つ一つ)」を指しているからだと考えられます。
allと同じく「全体」を表し、結果としては複数のものを指すことになりますが、個体に着目した言い方であるため、主語として使う場合は単数形の主語になります。

 

イメージとしては、こんな感じです。

every [○][○][○]

all [○ ○ ○]

お解かりいただけましたでしょうか?
everyにもallにも三つの“○”が含まれているのですが、allの中には複数のものが一気に入っています。
つまり、allには「複数のもの」が含まれています。一方、everyを主語として使う場合は、その三つの“○”のうち一つが全体の「代表」として主語になっていると考えましょう。

 

※ 但し、allも必ずしも複数形扱いになるとは限りません。文字通り数えることのできない不可算名詞の前にくるallは、単数形扱いになります。

  • All the water was gone.
    「水は全部なくなった。」

× All the water were gone.

 

因みにevery-が付いているeveryone、everything、everybodyも単数形扱いになりますので、間違ってדEveryone are…”と言わないようにしましょう。

  • Everyone is happy.
  • Everybody is laughing.
  • Everything is nice.

※ –thing、-body、-oneで終わる単語は基本的に単数形扱いになります。nothing、nobody、something、someoneなども単数形扱いです!

 

なんだか考えれば考えるほど難しくなってきましたが、とりあえず「everyは単数形扱い」というルールを押さえましょう!

 

 


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4 件のコメント

  • とてもシンプルに,まとめられており,
    すんなり理解することができました。
    ありがとうございました!

  • 英会話学習中です。
    日本語の名詞には単複の概念がありませんので、大変苦労しています。
    ある日本の受験生の言った言葉に、
     All of this preparation for the entrance exams is driving me nuts!
     (受験勉強は気がおかしくなるよ!)
    というのがありました。
    isではなくareにするべきなのでしょうか?

  • ご質問ありがとうございます。
    preparationは不可算名詞なので、複数形扱いをすることができません。
    不可算名詞にallが付いていても、動詞は単数形のisのままです。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    日本語能力試験最難関のN1取得。幼い頃から日本文化に興味を持ち、日本語も日本人と見分けがつかないほど流ちょうに使いこなせるN1講師。座右の銘は「Challenge yourself!」