イギリスのカルチャー、七不思議

北イングランドの田舎町在住、H.Yukaです。イギリス在住15年、様々な理由で引越しを繰り返し、気が付いてみれば今回の都市で6都市目になりました。

皆さんが英語を学ぶ理由は色々あると思います。仕事などで日常的に英語が必要な訳ではなく今は具体的な目標は無いけれども、なんとなく興味があって勉強している方も多いのではないでしょうか。多趣味な方、様々なトピックに精通されている方、主婦業とお仕事などを掛け持ちしながら学習されている方、夜中まで残業していても寝る時間を削って勉強されている方、ただただ敬服するばかりです。

私が英語を勉強したいと思った理由の1つは、他の国のカルチャーに興味があったからです。カルチャーと言ってもイギリスの伝統などに特段興味があった訳ではなく、単に様々な背景を持つ人が、何を考え、どんな日常を過ごしているのか。それに興味がありました。

イギリスに長く住めば、イギリスのカルチャーに精通しているように思われますが、実は未だに不思議が多いのがイギリス。勝手ながら、そんな日常の七不思議をまとめてみました。

1. 雨が降っても傘を差さない

雨が多いイギリス。さぞかし皆、折り畳み傘をカバンに常備しているのかと思いきや、実は傘を持ち歩いていない人が思いの他多いです。1日に何度も雨が降ったり止んだりするからでしょうか?本降りになっても、上着のフードをかぶって足早に歩く人や、店先で雨宿りをして小降りになってからゆっくりと帰途に就く人を良く見かけます。立派なスーツが台無しになってしまうので、会社に行くときは傘を差しても良いと思うのですが。

2. スタッフ不足が理由で電車が遅延・キャンセルされる

ロンドンで仕事をしていた時、ほぼ毎日のように駅で「Sorry for the delay to your train, this is due to a driver shortage」のアナウンスが流れていたものです。スタッフ不足による電車のキャンセルや遅延にうんざりして、何とかならないのかと駅員さんに聞いたところ、「運転手の養成には半年かかるんだ」との説明。何度、自分で免許を取って運転して帰ろうと思ったことか。

3. 島国なのにシーフードが高い

日本と同様、島国であるイギリス。しかし、魚介類はお肉などに比べかなり割高で、大手スーパーマーケットで品薄のことも。レストランに行っても、魚介類を使った料理と言えば、フィッシュ&チップス、フィッシュパイ、フィッシュケーキくらいでしょうか。魚介類の多くを、シーフードで有名なスペインやベルギーなど大陸に輸出しているからという話もも。

英国大手スーパーマーケットのお魚売り場。色々な種類のお魚があるように見えて、実はサーモンばかり。

4. ルールがあっても融通が利くこと多し

会社としての統一されたルールがあって、それに則って社員が仕事をしていると思いきや、スタッフ個人の力量とフィーリングによるところが多いです。特に後者!電話で問い合わせる度に、担当者が変わり回答も違うことなんて日常茶飯事です。会話が弾んでフィーリングが合えば、良い代替案を提案してくれることも。

5. 実はジャガイモにこだわりがある

初めてイギリスに来て驚いたのは、野菜の種類は限られているのに、スーパーマーケットに行くと、玉ねぎ4~5種類、トマト6~7種類など、同じ野菜でも何種類もあることです。中でもジャガイモの種類は多く、10種類に上ることも。料理の用途でジャガイモの種類を使い分けるのですが、違いが分からないことも多々。個人的には、ジャガイモの種類を減らして、山芋、ゴボウ、蓮根などを増やして欲しいのですが。

6. マニュアルの車が好き

イギリスではマニュアル車が非常に多く、例えば知り合いでオートマチックを運転している人はいません。実際に、レンタカーを借りる時や車の買い替え時にも、オートマチック車の方がニーズが低いせいか、割高になります。マニュアルを好む理由は、車の追い越しがしやすいからという声も。常に何らかの道路工事が行われていて渋滞が多いイギリス。車の追い越しやすさは、渋滞時におけるギアチェンジの辛さに勝る?

7. 出身地を聞かない

会って一言目に、「どこから来たの?」と聞いても良さそうなんですが、イギリス人に初めて会うと、決まって出身地を聞かれません。会話の流れから、こちらから出身地について述べることはありますが、小一時間話し込んでも出身地については全く触れられずに会話が終わることも。あまり重要な情報ではないんでしょうかね?

もちろん傘を差す人も沢山いますし、すべての電車がスタッフ不足でキャンセルされている訳ではないので、イギリス行きを計画している人は、どうかキャンセルしないでくださいね。

この他にも色々と不思議なことが多いイギリスですが、それはまた今度。

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ABOUTこの記事をかいた人

丁寧かつわかりやすい解説で人気の講師!イギリス留学中に英語で非常に苦労したという経験から、少しでも力になりたいと考えてくれるとても生徒様思いの講師です。金融関係の知識も豊富です。座右の銘は「Where there is a will, there is a way (意志あるところに道はある)」。