【3分で英語学習】どういう意味?どうやって使う?ratherの使い方

TOEICハイスコア保持者AOさんの記事。英作文でも気を付けたいrather。

よく使われるのに意味が分かりづらいrather

ratherという単語、よく見かけるけれどたくさん意味があって使い方がよくわからない、と感じたことはありませんか?

ratherを難しくしているのは「かなり」、「ずいぶん」、「幾分」、「やや、少々」と、正反対の意味を持っているところではないでしょうか。
なぜこのようなことになるのかというと、ratherという単語は日本語で言う「結構」のように、文脈や状況によって程度を強調したり和らげたりするからです。

例えば「あの映画?結構よかったよ。」というとまあまあ幾分かはよかった、という意味合いを表現できますが、話し手の気持ちや話し方によってはかなり良かった、と逆の意味合いも表すことができますよね。
この曖昧な感じがratherの基本的なニュアンスです。
また、ratherはイギリス英語でよく使われ、アメリカ英語ではあまり使われません。

このようにひとつの単語がたくさんの意味を持ち、理解しにくい場合には英英辞典でそれぞれの説明と使われ方を読むことが役に立ちます。

今回は、Cambridge Dictionaryのratherのページを使って、主な意味合い、使い方を見ていきます。
以下の定義・用法・例文はすべてCambridge Dictionaryより引用しています。

 

Cambridge Dictionaryでratherを引くと

quite; to a slight degree (かなり; 少し程度)/ very; to a large degree (とても; 程度が大きい)

これが冒頭で説明した、「結構」に相当する意味合いです。

例)That’s rather a difficult book – here’s an easier one for you.
(それはかなり難しい本ですよ。あなたにはこっちの方が読みやすいでしょう。)

例)The company’s prospects for the future are rather dim.
(会社の将来の見通しはなかなかに暗い。)

 

more accurately; more exactly (より正確に)
/ used to express an opposite opinion (反対意見を表すときに使用される)

前に述べたことをより詳しく説明したり、反対のことを言いたいときに使えます。

例)He’s selling his flat, or rather, he will sell it if he can find a buyer.
(彼は自分のフラットを売るつもりだ。正確には買い手が見つかれば売る予定だ。)

例)She’s not shy. Rather the opposite. (彼女はシャイではない。むしろ逆だ。)

 

Cambridge Dictionary記載のratherを使った用法

次はratherを使った用法です。

rather than(~よりはむしろ) = instead of (~しないで、~するどころか)

こちらは特にあるものを別のものと比べて好むときに使われます。
例)I think I’d like to stay at home this evening rather than go out.
(今夜は外出しないで家にいたいかな。)

I prefer photographing people rather than places.
(風景より人の写真を撮る方が好きだ。)

would rather (むしろ~したい、どちらかといえば)
= used to show that you prefer to have or do one thing more than another
(あることを、別のことよりもしたい、ということを表すときに使われる)

例)Wouldn’t you rather finish it tomorrow?
(それは明日終わらせた方がいいんじゃない?)

I’d rather get a taxi than wait for the bus.
(どちらかといえば、バスを待つよりタクシーに乗りたい。)

(参考引用:Cambridge Dictionary https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/rather)

 

ニュアンスを多く持つ単語は英英辞典で

いかがでしたでしょうか。

ratherにはたくさんのニュアンスや使われ方があり、少し難しく感じますが、そういう単語は英英辞典で調べることを強くお勧めします。
最終的に日本語を介することなく原文のフィーリングを取得することを目指しましょう。
そうすることで感覚的に単語の用法が分かってきます。ぜひ普段の学習に取り入れてみてください。

 

 

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海外・外国語大好きライター。 高校生のとき初めて訪れたイギリスがきっかけで、海外の魅力にどっぷりハマる。 英語の他にも様々な言語を学び(ロシア語、フランス語、ポーランド語など)、外国語学習の面白さを知る。 国内で英語を習得し、独学でTOEICスコア870点取得。 二度の留学や海外一人旅、英語講師、商社の海外営業事務として勤務した経験から、英語学習に役立つコンテンツをお届けします。