【英語学習のコツ】パラグラフライティングのコツを教えます!

【英語学習のコツ】パラグラフライティングのコツを教えます!

みなさん、こんにちは。

今回は、英語のパラグラフライティングのコツをお話ししたいと思います。

パラグラフライティングとは?

パラグラフは「段落」の意味で、一つの主張にもとづいたまとまりのある英文のことです。

 

結論から言うと、優れたパラグラフを書くためのステップは3つになります。

 

・アイディア出しをスムーズに行う。

・8文の基本構成にアイディアをはめ込む。

・表現を入れ込みながら書く。

 

以上です。

 

では詳しく説明していきます。

パラグラフライティング ステップ1

~スムーズなアイディア出し~

 

良いアイディアを短時間で出すためには、2つのポイントがあります。

 

1つめは、「物事を見る観点をもつ」と言うことです。

 

汎用性の高い観点は、「人」「時間」「場所」「命」「金」です。

 

例えば、以下のようなトピックがあったとします。

 

All the nuclear power plants in Japan should be abolished.

(すべての日本の原発は廃止されるべきである。)

 

これに対して賛成理由を挙げてみましょう。

(人)The residents living near the plants have no worry about its radiation leakage.

(命) No workers will be killed even when the plants are damaged in earthquakes.

(金)The budget for their maintenance will be spent for sustainable energy development.

 

いかがでしょうか。

 

このように観点を先に絞ってブレインストーミング(ブレスト)した方が、アイディアはスムーズに出てきます。

 

アイディア出しのもう一つのポイントは、Value Flip と言う考え方です。

 

 

上記に示した理由は、実は少し変えるだけで反対意見にすり替えることもできます。

 

例えば、原発の維持費用に関しての意見を、以下のように変えることもできます。

 

反対意見の例

(金)The cost to maintain the current nuclear power plants is much less than that of other energy sources such as wind power plants or solar panels.

 

賛成の立場で「正しい」と主張していたことが、実は反対派の立場でも「正しい」といえてしまうことが良くあります。

 

資格試験などのライティングセクションでは時間が限られていますから、両方の立場を同時にブレストして、アイディアの数が多い方の立場を取るというのがおすすめです。

 

特にこう言った賛否型のエッセイでは、アイディア出しの時間を短縮できます。

 

パラグラフライティング ステップ2

~鉄板8文構成(家の構造)~

 

以前のコラムでも書かせていただきましたが、100語程度のパラグラフライティングでは8文でとても論理的に書くことができます。

 

そしてそれを家の構造にたとえて覚えておくと、使い勝手が大変良くなります。

詳しくは、前回の記事、

「【英語学習のコツ】ライティングは「家の構造」!?」

をお読みいただき、是非参考にしてください。

 

パラグラフライティング ステップ3

~表現を入れ込みながら書く~

 

アイディアだし、構成ができたら、後は書くだけです。

 

この時のポイントは、的確な語彙、熟語、文法、文構造を入れ込んで書くと言うことです。

 

的確な、というのは、例えば英検順1級のライティングであれば、2級レベルの語彙や熟語、文法のことを言います。

 

つまり、自分が読んで分かる語彙(認識語彙)を無理矢理使うのではなく、少し易しめの表出語彙を使う、と言うことになります。

 

例えば、以下の例文を英語にしてみましょう。

 

(原発をすべて廃止すると、そこで働く人たちが仕事を失う)

 

1.When all the nuclear power plants are abolished, people who work there lose their jobs.

2.Abolishing all the nuclear power plants will make the employees unemployed.

 

この2つの英文は、ほぼ同じ内容を述べていますが、2番の方が表現の入れ込みがあります。

 

具体的には、①無生物主語(abolishing all the nuclear power plants)、②makeの使役、

③employeesとunemployedと言う表現です。

 

いずれも英検では2級レベルの表現になりますが、1の文に比べて表現方法において加点されるでしょう。

 

実はいろいろなトピックが、中学校までの英語でカバーできてしまうのですが、高校で学習した表現を入れ込むことでグッと表現レベルが上がります。

 

パラグラフライティング ~まとめ~

いかがでしたでしょうか。

 

パラグラフライティングのポイントをお伝えしました。

コツをおさえて書けるようになったら、ぜひネイティブのチェックを受けましょう。

ネイティブならこう言う!というフィードバックがもらえると、とても参考になります。

 

この記事が少しでも英語学習のお役に立てれば幸いです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

地方の公立小~高校で普通に学び、必死の受験勉強の結果、英語が苦手な大学生になる。自分のように英語が苦手な生徒を助けたいという一心で、英語講師を目指す。1年間、英語の臨時講師をしながら資金を貯め、渡米。米国大学院にてTESL(英語教授法)を取得。2年間の留学を経て、地元で英語講師として18年間、中高大学生を中心に英語を指導中。英検1級、TOEIC最高点980 海外留学サポート、英語ディベート、英検・TOEICなどの資格取得のための指導も行っている。