【よくある英語間違いをチェック!】呼んで欲しいのはただのタクシー?それとも例の…?

【よくある英語間違いをチェック!】呼んで欲しいのはただのタクシー?それとも例の…?

皆さんこんにちは、フルールフルイングリッシュのTetsuyaです!

英語の簡単そうでよくある間違いをピックアップしてご紹介しています。

※前回の記事「【よくある英語間違いをチェック!】一体、お金はまだあるの?それとももう無いの?」を見逃した方はこちらからどうぞ!

早速ですが、

今回は簡単なようで奥の深い“冠詞”のおさらいをしましょう!

冠詞をおさらいしよう!

“あの~、タクシーを呼んでいただけますか?”

旅行の際、ホテルのロビーで誰もが一度は口にしたことのあるフレーズだと思います。国内旅行であれば何の問題もないのですが、海外旅行の場合はどうでしょうか。

さて、ここで問題です。次のA, B, C,のうち“英文として正しい”ものはどれでしょう?

A. Would you call me taxi?
B. Would you call me a taxi?
C. Would you call me the taxi?

 

正解は… “全て英文としては正しい”です。引っかけっぽくてすみません(笑)。ただ、それぞれ意味が違ってきます

では、それぞれの意味を詳しく見ていきましょう!

 

A. Would you call me taxi?の意味

“A”だと“私のことをタクシーと呼んでください”という意味になりますので、次の日からあなたのニックネームが”タクシー”になってしまう可能性があります。

 

B. Would you call me a taxi?の意味は?

“B”の場合は”たくさんのタクシーの中から不特定の一台を呼んでください”という意味になりますので、あなたは無事目的地に着けるでしょう。

つまり、“タクシーを呼んでいただけますか?” と言いたい場合はこれが正しいフレーズになります。

 

C. Would you call me the taxi?の場合は?

“C”の場合は定冠詞の“the”が使われていますので、話し手も聞き手も既に分かっている”タクシー”、つまり“例のタクシーを呼んでください”とういう意味になります。きっとその街の名物おじさんが運転する凄まじいタクシーが駆けつけてくれることでしょう。

日本の英語の授業では、会話に初めて出てくる可算名詞の単数形には“不定冠詞(a/an)”を、2度目からは“定冠詞(the)”を付けろと教えられます。もちろん、基本の考え方はそれで正しいのですが、ただ、実際には初めて出てくる場合でも今回の様に”定冠詞(the)”を付けることが結構あります。

ちなみに、私はこれまでの人生において一度だけ“C”のセリフを使ったことがあります。

留学中、ハロウィーンの仮装をして友人達とダウンタウンに繰り出すとき、その街では有名な滅茶苦茶派手なリムジンタクシーを呼んだのですが、その時は確かに“C”で問題なく通じました。

 

<今日のポイント>

たとえ会話に初めて出てくる名詞でも、話し手と聞き手の両者が共に認識できている場合には“定冠詞(the)”が付きます。

 

フルーツフルイングリッシュで英語表現の楽しさ感じてください 。初めての方には英作文添削チケット2回分をプレゼント。
「無料英語テスト800問(解説付)」メルマガも大人気。今すぐチェック!

英語テスト800問・英文添削2回が無料!

※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。

1 Star (2 イイネ!が押されています)
この記事が良いと思ったらイイネ!を押してください。
読み込み中...
 HOMEへ戻る 

コメントする

コメントは認証制です。執筆者に認証されるまでは表示されません。

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

日本の大学を卒業後、ひょんなことから在日米軍横田基地で働く機会を得て、私の英語への意識は180度ひっくり返りました。それまでも学校の主要科目のひとつである英語を普通に勉強して来てはいたのですが、屈強なアメリカ人だらけの過酷な環境でそれはまさに生き抜いていくために必要なツールになりました。もともと英語は可もなく不可もなくといった成績だったのですが、実践の場では暗記しただけの知識は全く役に立たず、自分で実際に使ってみることの大切さを身をもって痛感しました。新しい表現を使う時、最も不安になるのがそれが正しいのかどうかということだと思います。どれだけ得た知識をアウトプットできるかが勝負です。間違えることを恐れずに積極的に使い、表現の引き出しの数を増やしましょう!添削のプロ集団フルーツフルイングリッシュが全面的にバックアップしますので、安心してどんどん新しい表現に挑戦してみてください!