【ビジネス英会話】自信を伝え、信頼を得るための表現〜その3 Business Small Talk (3)

“Recommended Art of Office Chitchat”

 

こんにちは。講師のShinichiです。

会議、プレゼンテーション、面接、お客様対応。こういったことは、ビジネス英語を学ぶ限り、もちろん押さえたいです。

しかし、休憩や仕事の後、職場での普段のちょっとした会話で上司や部下、同僚と話す時は何かこつがあるでしょうか。家族や友人との日常会話と同じで良いでしょうか。

職場では、自分の印象づくりも大事ですし、支援者や評価をしてくれる人も欲しいです。職場環境や普段困っていることなどの情報交換も必要ですよね。

前々回、前回と同様、今回は、Business Small Talkの三回目、最後の記事です。今回は、1日のよくある状況でどの様な表現が使われるかを覗いてみましょう。

前回の記事「【ビジネス英会話】自信を伝え、信頼を得るための表現〜その2 Business Small Talk (2)」を見逃した方はこちらからどうぞ!

 

月曜の朝

前回同様、Sala, Beth, Iain, Michael and Kenjiの五人の同僚の話です。

Beth: “Good morning. How’ve you been?”
Iain: “I’m surviving. How was your weekend, Beth?”
Beth: “Guess what?  I had a lovely weekend. That was …”

※ポイント

I’m surviving. = 「まあ、なんとかやっているよ。」〜 すごく良いことも無ければ、すごく悪いこともないというニュアンスです。
Guess what? = 「ねえねえ、聞いて、聞いて」「何かあったけど、聞いてくれる」

[解説]

“How was your weekend?” これです。
月曜の朝、Office Chitchatではやはり「週末の過ごし方」は聞きたいです。旅行や飲食店、ピクニックなどは格好の話題です。
英語ではよくあります。話題の振り方としてとても良いです。

 

昼食時の会話

さあ、ランチタイムにはどんな話をするのでしょうか?

Michael: “What’s this Japanese noodle called?  It’s beautiful.”(この日本の麺は何? ****。)
Kenji: “It’s called soba. But, I don’t think it looks beautiful.”(これは蕎麦です。でも、これが綺麗に見えるとは思えないな。)
Beth: “Gee, he said it’s tasty.  In that case, beautiful means tasty.”(あらあら、美味しいって言ったのよ。この場合は、美味しいっていう意味なの。)
Kenji: “Thank you. I see. By the way, I heard Jeff succeeded in the project.”(ありがとう。ところで、ジェフはプロジェクトを上手くこなしたそうだね。)
Michael: “Yeh, I know he’s got a day off today. I guess he’s chilling out now at home.”(そう、彼は今日休暇をとっているよ。おそらく家で ****。)
Kenji: “Chilling … out?”(****?)
Michael: “Oh, that means he’s extremely relaxed. (ああ、それの意味は、**** だよ。)
Kenji: “Please let me know how to say this restaurant is well known in casual English.”(くだけた英語でこの飲食店が有名だってどういうのか教えてよ。)
Michael: “Am-uh … Maybe, we say this restaurant is enjoying fame.”(うーん、おそらく、「このレストランは名前が売れている」かな。)
Beth: “We can say it’s a classic!”(それは、**** かも。)
Michael: “Hey, that’s awesome!”(うん、それはいけてるね。)

マイケルとベスからBusiness chitchatの表現を教えてもらったケンジでした。

****についてのポイント

It’s beautiful. = 食事などの時に、「美味しい。」
They are chilling out. = 「みんな、くつろいでいる。」
It’s a classic. = 「よく知られている。」

[解説]

ケンジは、ジェフのプロジェクトを取り上げて、仕事関連の話を持ち出しました。マイケルは仕事ではなくジェフの様子に焦点を置き仕事の話を避けました。
以前のブログでも書きましたが、「仕事の話」は、仕事で最も大事なもので、その人の能力・創造力・普段の地道な作業の成果などの格好の表現の場でその人の評価そのものに関わります。真剣そのものです。北アメリカや北ヨーロッパの職場では短い休憩や気晴らしの時間をその様な大事なことに使いたくないのが普通です(英語圏外の南アメリカ・南ヨーロッパでは労務時間の内外に関わらず仕事と日常会話がチャンポンの様ですが・・・)。

それこそBusiness Chitchat中の仕事の話は、場合によっては、研鑽してきた研究結果をただの思いつきなのだと判断されかねませんし、普段から仕事に集中できていない人と思いこまれるかもしれません。もちろん、レストランなどでは情報漏洩にも繋がりかねません。つまり何のプラスにもなりません。
また、ここでは何も難しい単語を使わなくても、豊かで活かした表現は可能です。最近よく使われていて耳に入る表現を使ってみました。

 

今日の仕事は終わり!

仕事の後のこんなひと声も大事ですね。

Sala: “Today’s project talk was so good. Let’s call it a day!
Iain: “I’ll go home. Say hello to your sister.”
Sala: “Thanks. Have a great weekend.”

※ ポイント

Let’s call it a day. = 「今日は終わりにしましょう/今日はこれでお開きにしましょう。」
Say hello to someone. = 「(誰か)によろしくね。」

[解説]

金曜日の(木曜日でも良いかも)仕事の終わりには「週末の話題」は欠かせません。仕事の後の比較的決まった行動の時間とは違い何か特別なものを思い起こさせるからです。


 

Business Small Talkはこれでいったん終わりです。<【ビジネス英会話】自信を伝え、信頼を得るための表現>はまだ続きます。

 

FE講師 Shinichi

 

 


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ABOUTこの記事をかいた人

2004-2006年に米国資産評価会社ニューヨーク本社付け日本地域プロジェクトの翻訳専任担当で日英翻訳デビューしました。現在に至るまで翻訳に関わりながら、経営コンサルタント・事業管理など実務を経験しています。英国大学・大学院で、英語基礎コースを経て経営学修士と金融投資スペシャリズムの取得まで、エディンバラ市に3年在住していたことがあります。多国籍企業の役員からバイオ科学者、企業家、大学長、環境保護活動家など様々な外国籍友人がおります。