pandemic, epidemicはどう違う?語源から見ていきましょう。

みなさん、こんにちは!インストラクターのMikaです。

新型コロナが流行り出してパンデミック (pandemic)やエピデミック (epidemic) などの言葉をよく聞くようになったと思います。

しかし、なかなか聞き慣れない言葉ですよね。語源から理解するとどのような意味を表しているのかを覚えやすくなります!

語彙力アップを目指して学んでいきましょう。

両方の単語はpan+demic, epi+demicと分けて、それぞれに語源があります。

まず共通している-demicから見ていきましょう。

-demic

これはギリシャ語のdemosから由来して「人々の」「人々」ということを意味します。
例えば democracy「民主主義」にもこのdemosから来ている言葉になります。

またこの-icは「~のような」「~に関する」「~の性質の」「~の症状を持つ人」ということを表します。
例えば、 basicの場合、base「土台」 + -ic「のような」があわさって「土台となるような」→「基本の」ということを表します。

では次にpanとepiを見ていきましょう。

pan-

これは「全~」「汎~」「総~」と、つまり英語でいうとall, universalであることを表します。
例えば、 panorama「パノラマ」の場合、pan「全」+ horama「光景」があわさって 「全景」を表しています。
なのでpandemicは、pan「全」+ demic「人々」があわさるので、全ての人々に広まっていること、「全国的流行病」「世界的流行病」を意味します。

epi-

これは「~上の」「~間の」「~の外」を表します。
例えば、epilogue「エピローグ」の場合、epi「上の」+logue「言葉」「談話」があわさって本編のその上に追加する話「結び」を表しています。
なので、epidemicはepi「~間の」+demic「人々」があわさるので、民衆の間で広まるもののような、ある一定の範囲内に拡大した「流行」「蔓延」を意味します。

なので、今回の新型コロナの場合は中国でのepidemicからアメリカやヨーロッパなどに広がってpandemicになったということになります。

実はepidemicの前に一定の地域だけにまず流行することを表す言葉もあります。

新型コロナの場合は武漢になりますが、それを表すにはoutbreakと表します。

なので、流行の広がりを表す場合、順番として
outbreak → epidemic → pandemic
となります。

いかがでしたか?

語源から理解すると単語は一気に覚えやすくなります。

ぜひ学習に役立ててください。

 

 

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幼少期に6年間南アフリカ共和国で生活したことのあるMika先生は日常的に英語を使う環境で育ちました。英語の魅力に目覚めた後、帰国後は大学で英語を学び、さらには英語を使って仕事をされています。毎日の生活のための英語、アカデミックな学びの英語、そして職業としての英語。これらすべての英語を経験してきたMika先生に、あなたが必要としている英語を学んでください。