【役に立つ英語学習!】「get」で変化を表現しましょう!

【動名詞・to 不定詞】主語には to do / doing どちらを使うべき?

みなさん、こんにちは。

いきなりですが、

getの基本イメージは「(動いて)手に入れる」です。

手に入れるものは物に限らず、状況や感情の変化も含まれます。また、動くことによって起こりうる「変化」についても表現できるのです。

そこで今回は、getを使った、状況や感情の「変化」について表現方法を解説します。


会話にgetが使えるようになると、細かいニュアンスの違いも伝えられるようになりますよ。

 

「get」基本の使い方とニュアンスの変化

形容詞を使った「SVC構文」から見ていきましょう。

簡単な形容詞でもgetに置き換えると動きのある表現になります。

 

He was angry.

(彼は怒っていた)

単純に彼が怒っていた状況のみを表現しています。

 

He got angry.

(彼は怒った)

元々、彼は怒っていませんでしたが、何か出来事があって「怒った」という状況に変化したことを表現しています。

 

I was ready to go to attend the trial.

(私はその裁判の傍聴に出かける準備が出来ていました)

 

I got ready to go to attend the trial.

(私はその裁判の傍聴に出かける準備が出来ました)

 

be動詞の代わりにgetを使うと「出かける準備が出来ている」状況に変わったという、動きのある表現が伝わってきますね。

 

「get+~ing」で変化を出す!

現在形や現在進行形の形と「get+~ing」を比べてみましょう。

特に、現在進行系は、ある動作の瞬間をそのまま写真に撮ったイメージで表現するのに対し、「get+~ing」の形では、「変化」を表現します。

 

Let’s go.

(さあ、行きましょう)

こちらは単なる声かけになります。

 

Let’s get going.

(そろそろ、行くとしようか)

まわりの状況を判断し、「じっとしている状態」から「行く」ことに変化するイメージが加わります。

 

Those two professors were talking.

(その教授2人は話をしていた)

教授2人がどこかで話をしているシーンがイメージできますね。

 

Those two professors got talking.

(その教授2人は話をし始めた)

教授2人が偶然出会い、話し始める状況に変化していくシーンを表現しています。

 

「get+過去分詞」まで使いこなそう!

「get+過去分詞」で表す受動態表現では、通常の受動態に比べて「動き」や「変化」が加わります。出来事が急に変化したような「突然の変化」「予期せぬ出来事」「不利益」「驚き」といった意味が含まれるときに使われます。


つまり、急な出来事の変化ではない場合には使うことが出来ないことも覚えておきましょう。

 

✕ English gets spoken in Australia.

 English is spoken in Australia.

(英語はオーストラリアで話されています)

英語がオーストラリアで話されるようになったことは急な出来事ではないのでgetは使えません。この場合はisを使った通常の受動態を使います。

 

I was bitten in a mail order swindle.

(私は通信販売詐欺でいっぱい食わされた)

 

I got bitten in a mail order swindle.

(私は通信販売詐欺でまんまといっぱい食わされた)

思いがけず、だまされてしまった状況が表現できますね。

 

I’m so happy to hear you were won a prize. Congratulations!

(あなたが入賞したと聞いてとても嬉しいです。おめでとう!)

 

I’m so happy to hear you got won a prize. Congratulations!

(あなたが入賞したと聞いてとても嬉しいです。おめでとう!)

上記2つの英文は日本語にすると同じになりますが、「get+過去分詞」の受動表現を使ったほうが「動き」と「勢い」が加わり、良い知らせに喜んでいるシーンが生き生きと伝わってきます。

 

まとめ

getを使った「変化」の表現について解説しました。

「変化」や「状況」をgetで表現することにより、シーンに「動き」が加わり、躍動感をつたえることができます。

日本語で表すと、さほど違いが感じられませんが、英会話の中でgetをうまく使えるようになると、話し手の興奮具合や感情の上下を表現できるようになります。

まずは短い文でイメージをつかみ、どんどん表現の幅を広げるようにしましょう。

 

 

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予備校や学習塾で、幼児から社会人まで幅広く英語を指導し、20年以上。 特に、「英語を苦手」とする人への学習に対する向き合い方や、 考え方のアドバイスで「英語の面白さ」を理解してもらえることが何よりも嬉しいです。 英語習得は単なる暗記ではなく、ネイティブの子供が英語を身に付けるように 「イメージ」から理解するメリットや、単語の深い意味など 英語についてお話していきたいと思います。