あるネイティブが犯した日本でのミスコミュニケーション

以前読んだ本で面白いエピソードがあったのでご紹介させてください。

アメリカ人の著者が、1993年に日本に留学していた
時のエピソードを紹介してくれています。

1993年
 一年間の交換留学プログラムに応募し、日本へ。
日本では死ぬまで働く「過労死」と呼ばれる現象があり、
日本人は生まれたときは神道で、結婚する時はキリスト教徒、
他界する時は仏教徒になるくらい、宗教観はあいまいなままだ。

私は日本人の大半が深刻なほど生き方に混乱をきたしていると思った。
ある夜、ホームステイ先のホストマザーに翌朝<おこして>ほしいと言うつもりが、
<おかして>ほしいと頼んでしまった(これだと日本では「レイプしてほしい」という
意味になってしまう)。彼女はとても困惑していた。』

「週4時間」だけ働く ティモシーフィリス著 青志社刊

「過労死」は現象じゃないのですが・・・

こんな恐ろしい「死のマーチ」みたいな終点に
私達日本人が突き進んでいるような印象を持った人が
世界中にいると思うと・・・ゾゾゾーですね。
確かに嘘ではないかもしれませんが、本当でもありませんよね。

ちなみにこの本は、世界35か国で出版されていて、
世界で1300万部を売り上げているそうです!
つまり相当な方が日本に誤解を持ったことになるのかもしれません。

ちなみに、当時このアメリカ人青年は「起こしてほしい」と
「犯してほしい」を間違えて大変な誤解を与えたわけですが、
日本人だってこの1文字違いで英語が大きく誤解を与えていると思うと
他人事ではありません。しかも、この間違い、ほとんどの日本人は
気が付くことすらありません。

日本人が最も間違えているワースト文法No1テーマは
冠詞(名詞の前につける”a”と”the”)です!

たった1文字と3文字の単語ですが、これを使い間違えると、大げさではなく
「起こしてください」と「犯してください」くらいの意味の違いが
出てしまいますから(本当です)、まずはこれから学ぶようにしてください。

冠詞のきっちり学びたい方はこちらもどうぞ。

書店では買えないテキスト「冠詞ナビブック」

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