英単語で一番重要なものをご存知ですか?

今日から紹介する一連の記事にはたくさんの法則や理論が出てきますが
結局は同じものであったり、相互に補完しあう関係のものです。
100年以上の歴史を持つものもあれば近年発表されたものも
ありますがルーツは同じで、私たちの生活に深く
根付いているものです。

あなたの人生や英語学習にもきっと役立つ法則ですので
紹介させてください。

あなたは「べき法則」をご存知ですか?
「ほんの少数の上位が突出して大多数を独占し、大多数の下位が小数を分け合う」
特徴を持つ自然法則のことです。

この法則を「英語」の分野で調べた結果があります。

ジェームス・ジョイスの有名な「ユリシーズ」という長い長い小説に使われた
26万430個の英単語といくつかの新聞記事の4万3989個の英単語を洗い出し、
その出現頻度を調査したものです。

結果は以下のグラフの通りなのですが、
the、of、andなどのごく少数の単語が全体の大多数を占めることが
分かっています。「べき法則」が単語の出現頻度にも表れることが
明らかになったのです。

ユリシーズ「英単語出現頻度」
ユリシーズ「英単語出現頻度」

さらにこの調査結果から導かれた法則があります。
「ジップの法則」と呼ばれている法則で
単語の出現頻度が2番目の単語は1番目の2分の1の、
3番目は3分の1の確率で現れるというものです。

細かく見ていくと1位は定冠詞theで全体の10%の出現率を占め、
2位のofの倍の頻度で使われていることが分りました。
ちなみに不定冠詞aは第6位につけています。

なぜこのような話を紹介したのかというと、私たちの周りには
「80対20の法則」などのべき法則が普遍的にみられるからです。
この自然測にしたがって、重要なポイントを見極め
効率よく努力していくことが成果を手にする
近道だと思えるからです。

これほど出現頻度の高い冠詞(a/the/無冠詞)を正しく
マスターすればあなたの英語の印象はかなりアップする
ということです。

私たちが過去13万件に上る添削指導の中で一番目立つのは
冠詞の間違いです。圧倒的に多くの方はこの大切な
冠詞を正しく使い分けられるようになってください。

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