関係代名詞の使い方 動物にもwhoは使える?!

皆さん、こんにちは。フルーツフルイングリッシュ講師のMamikoです。

今回は、英作文で「説明を追加したい」ときに便利な文法、関係代名詞の用法を少し見ていきましょう。関係代名詞は、「分かり易く、まとまった文章を書く」ために必ず覚えておきたい文法ですね!最近出てきた課題文の中で、「先行詞が動物でも関係代名詞whoを使えますか?」と言うコメントを幾つか頂いたので、今回はその点にも触れてみたいと思います。

関係代名詞の使い方

基本、先行詞が「人」の場合は”who“、「物・動物」の場合は “which“で置き換えますね。

① 先行詞が人

例)”The boy who plays football over there is my son.”(向こうでサッカーをしている男の子が私の息子です。)

② 先行詞が物

例)”This is the train which goes to Berlin.”(これは、ベルリンへ行く電車です。)

③ 先行詞が動物

例)”The dog which is running in the park is mine.”(公園を走っているのは私の犬です。)

 

関係代名詞使い方の例外

もし、愛犬・愛猫などのペットを家族の一員としてとらえている場合、そのペットを「人」と同様に関係代名詞”who”で置き換える事はできる?結論は…、 OKです!対象の動物を人間にとても近い存在としてとらえている場合、ペットでなくても話し手がかわいいと感じている場合、には”who“が使われます。社会や文化により、人間がその動物をどのようにとらえているかによって選ぶ関係代名詞が変わる、ということですね。

つまり、上記③の文は、”The dog who is running in the park is mine.”(公園を走っているのは私の犬です。)と言い換えることも可能です!もちろん代名詞で受ける場合にも it ではなく、he または she が使われますね。他にも “The cat who sits on the porch every morning has bright, green eyes.” (毎朝、玄関先で座っているその猫は、輝く緑色の目をしています。)などと使えます。

 

関係代名詞”that”で置き換える

関係代名詞”who” と”which“を使う場合では、”that“を使うこともできます。”that“を使っても大きく意味は変わらず、ただ少しくだけた印象があり話し言葉でも気軽に使われています。ただ、英作文に取り組むときに覚えておくと便利なことが二つあります。

一つ目は、先行詞にくる「人、物・動物」が特定・限定されている場合には、”that“が多く使われる傾向にあります。どういうことかと言いますと、

① the only で限定するとき

例)She is the only friend that I can really trust. (彼女は私が本当に信頼できる唯一の友だちです。)

② 最上級で限定するとき

例)This is the most difficult task that I have ever tried. (私が今までトライした中で、これが一番難しいタスクです。)

“that”を用いる事によって、話し手の「まさにそれ」と言う表現が伝わってきますね。これは、”who / which”ではそのニュアンスが出しにくいです。

 

二つ目は、非限定関係詞節 (non-defining relative clauses)では “who / which” の代わりに “that” を用いる事はできません。言葉では解釈しにくいと思うので、例文でみてみましょう。

① It gives me a good chance to improve my Italian, which has become a little bit rusty.

② My friend Paul, who went to the same school as me, has never been abroad.

はい、①と②の文にはカンマが使われています。この場合、関係代名詞以下の節が文章から取り除かれても、その文章は文法的に正しく、大きな意味は変わりません。

ちなみに反対の限定関係詞節 (defining relative clauses)では、

③ Another activity which/that I have chosen is photography.

④ It’s the same rice cooker which/that my mother has.

③と④カンマを使いません。そして、関係代名詞以下の節を省略すると文章の意味、内容が大きく変わります。

いかがでしょうか。

もっと詳しく学んでみたいと思う方は、通常課題の中で「文法強化」の課題をとってみてくださいね。

 

 

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現在、ドイツで育児をしながらフルーツフルイングリッシュで専属として講師のお仕事をさせていただいています。イギリス在住中、特に職場での英語にはとても苦労しました。自身の経験を生かして、少しでも皆様の英語学習のお力になれればと思っています。金融、貿易、商工会議所での業務経験からビジネス英語も積極的に添削させていただいています。添削返信後、皆様が送ってくださるメッセージも実は楽しみにしています。時にとても温かいコメントを下さる方々、有難うございます。では、引き続き添削時にはよろしくお願いいたしますね。