シニアが英語を勉強するメリット

英語の勉強は、学生や若い社会人だけだと思っていませんか？

実は最近、英語を勉強するシニア世代が増えているのをご存知でしょうか。
英語学習に限らず、何かを学ぶのに年齢は関係ないはずですが、なかでもシニアから英語を勉強することにはたくさんのメリットがあるのです。

今回は、シニア世代が英語を学ぶメリットを身体的・精神的側面からお伝えします。

シニア世代が英語を勉強するのに適している理由

シニア世代が英語を勉強するのに適している理由は、二つあります。

一つは、長い人生経験で得てきたものが英語に生かされるということ。
二つ目は、英語の勉強を続けるモチベーションを維持しやすい傾向があるということです。

シニア世代は、その培った経験は若い世代に比べても比ではありません。
物事に対する考えも柔軟で広く、いろいろな考えに適応することができます。
ですので、英語にこれまでまったく触れてこなかった人でも、簡単に新しいことを受け入れることができるのです。

また、さまざまな人生経験に比例して理解力も上がるため、より英語学習に相乗効果がみられます。

このように、シニア世代から英語を学ぼうとする人はもともと英語学習に対する動機付けが高い人が多く、そのモチベーションが長く続くことも英語学習をするのに適しているといえるでしょう。

シニア世代が英語を学ぶことで得られるメリットとは？

では、シニア世代が英語を学ぶことでどのようなメリットが得られるのでしょうか。
ここに挙げるように、実に多くのメリットがあり、それぞれについて解説しましょう。

シニアが英語を勉強するメリット1.　脳の健康に良い

シニア世代が英語を勉強すると、脳が刺激され、認知症の予防になるという説もあります。
シニア世代にとっては、認知症は人ごとではありません。
内閣府の統計によれば、2012年は認知症高齢者数が462万人、65歳以上の高齢者の約7人にち1人が認知症となり、2025年には実に5人に1人の高齢者が認知症になるといわれています。*1

しかし、シニア世代が英語の勉強という知的活動を行うことで、
脳に適度なストレスがかかり、脳が活性化され、認知症の予防につながることでしょう。

シニアが英語を勉強するメリット2.　交友関係が広がり活動的になる

e-ラーニングによって自宅で英語学習もでき、一方で外部のクラスで英語学習をすることも可能です。
何れにしても、なかなか1人で英語を勉強するという人は少ないかもしれません。
どんな英語学習のスタイルを選んでも、誰かと交流するしながら英語学習をするため今までにない交友関係が自然と広がります。
その交友関係の広がりがシニア世代の社会性を広げ、よりアクティブに人生を過ごせる機会になるでしょう。

シニアが英語を勉強するメリット3.　精神的・経済的自立がはかれる

シニア世代になると、家に引きこもりがちになってしまう人もいます。
また、家族と同居している場合には、ずっと家にいるため家族から疎まれた経験もあるでしょう。
しかし、シニア世代の余暇時間を有効に使って勉強し、英語ができるようになると、あなたに対する家族の目も変わってきます。

英語のおかげで交友関係や行動範囲が広がり、家族に依存しなくなります。
むしろ英語が話せれば、家族から一目置かれる存在になるでしょう。
英語を生かして気軽に海外旅行に行くこともできます。

英語が習得できれば、定年退職後でもその英語力を生かして翻訳などの仕事もできるでしょう。
そこで得られた収入が、あなたの精神的・経済的な自立にもつながります。

まとめ

シニア世代にとって英語を学習することは、たくさんのメリットがあります。
英語を学ぶことが、あなたの脳を活性化させ、身体面でも精神面でもさまざまな良い効果をもたらすのです。
そんな健康的で幸せなシニア世代が送れるように、
英語学習を一つの手段として人生に取り入れてみるのもセカンドライフを充実させるための良い方法といえるでしょう。

【参考文献】
*1 内閣府　平成29年版高齢社会白書　高齢者の健康・福祉　認知症高齢者数の推計

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