【英語学習 ー Let’s pay attention to 語源!】dis と a (ad)の関係を探る!

【英語学習 】ー Let’s pay attention to 語源! dis と a (ad)の関係を探る!

みなさん、こんにちは、Kenです。

今回は僕が担当している読解講座の教材に出てきた単語から語源のパーツを紹介します。

 

【dis <-> a (ad)】

distract =「気をそらす」

この単語を語源の要素ごとに考えると

 

dis =「反対」「分離」など

tract = 「引く」「引っ張る」

 

という要素に分解で来ます。

 

何らかの中心から外側(図解的に説明するなら放射状に)注意を拡散させる

 

という解釈ができますね。

 

そして、特に対になるというわけではないのですが、

 

attract を考えるとdistract の感じがわかりやすくなるでしょう。

 

attract

 

at (元はad = 「〜の方へ」)(後続のパーツと同化を起こしてad がat に変化しています)

 

tract = 「引く」「引っ張る」

 

何らかの中心に向かって注意を集中させる

 

という解釈ができます。

 

****

他にもある、【dis <-> a (ad)】のペア英単語

他にもこの dis / ad (後続の要素とよく同化を起こしているのでaと考えるといいかも)

が対になるように見え、かつ、反対の言葉のように見えるものにはどんなのがあるかというと・・・

 

claim = 「主張する」(←あくまでも単語のパーツの意味です。)

acclaim = 「喝采する」「褒め称える」

disclaim = 「否認する」「放棄する」

 

cord = “heart” (←あくまでも単語のパーツの意味です。)

discord = 「不和」「仲違い」「不一致」

accord = 「一致」「合致」「調和」

 

prove = “show” “put to the test” (←あくまでも単語のパーツの意味です。)

disprove = 「立証する」「反証を挙げる」

approve = 「認める」「承認する」「賛成する」

 

similate = 「似ている」「同じ種類」(←あくまでも単語のパーツの意味です。)

dissimilate = 「異化させる」

assimilate = 「同化させる」

 

tribute = 「同族(tribe)の中で分ける」(←あくまでも単語のパーツの意味です。)

attribute = 「(結果を)(原因に)帰する(=〜のせいにする)」

distribute = 「配る」

 

・・・などがあります。

attract / distract もセットにして考えてみると頭のなかで図解しやすくなる、というかクリアになるのでは??

 

【参考にしたサイト】

Online Etymology Dictionary

https://www.etymonline.com

 

【参考にした本】

原島広至(2021).『英語解剖図鑑』.KADOKAWA.

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ABOUTこの記事をかいた人

国際協力団体、翻訳・通訳会社での勤務を経て、現在はフリーランスで英語講師、翻訳、通訳に従事。予備校での講師経験や、大学や企業でのTOEIC講師担当経験も持つ。またドイツでの留学経験も活かし、ドイツ語も仕事にしています。