【英語学習のコツ!中級者向け】英字新聞を読もう!⑧

【英語学習のコツ!中級者向け】英字新聞を読もう!

〜はじめに〜

 

英語学習中級者にとって、一番おススメしたい学習法が、生の英語に触れること、英字新聞を読むことです。

とはいっても、どこから手をつけたら、、、と思っている方のために、英字新聞の紹介と読み方をシリーズでお届けしています。

 

※シリーズ前回の記事「【英語学習のコツ!中級者向け】英字新聞を読もう!⑦」を見逃した方はこちらからどうぞ!

 

今回はJAPAN TIMESより、日本の防衛費に関するニュースです。

 

ではさっそく、英字新聞を読もう!

 

(引用元)https://www.japantimes.co.jp/news/2022/09/25/national/japan-eyes-hiking-defense-spending-%c2%a540-trillion-five-years/

     JAPAN TIMES. Sep.25.2022

 

英語学習素材として重要(自分の英語に取り込みたい表現)な箇所を太字にしています。

 

タイトル

Japan eyes hiking defense spending to ¥40 trillion over five years

日本、防衛費を5年間で40兆円への引き上げを検討

 

(解説) eyes は見ている、つまり検討しているという意味で使われています。hikeは増額するの意味です。

 

Japan is considering sharply increasing its defense spending to more than ¥40 trillion ($279 billion) over the next five years, government officials have said.

The amount compares with the ¥27.47 trillion in total specified as defense costs for five years through fiscal 2023 in the country’s Medium Term Defense Program, the officials said Saturday.

The plan reflects Prime Minister Fumio Kishida’s pledge to “fundamentally reinforce” the country’s defense capabilities in the face of China’s military expansion and North Korea’s rapid nuclear and missile development.

 

日本は防衛費を今後5年間で40兆円(2790億ドル)以上に大幅に増やすことを検討していると、政府関係者が発表した。

 

この金額は、中期防衛計画で2023年度までの5年間に防衛費として指定された27兆4700億円と比べても遜色ないと、政府関係者は土曜日に発表した。

 

この計画は、中国の軍拡や北朝鮮の急速な核・ミサイル開発に直面し、防衛力を「抜本的に強化」するという岸田文雄首相の公約を反映したものだ。

 

(解説)compare with ~ で〜に匹敵する、遜色ないという意味で使われています。

 

If the projected figure of over ¥40 trillion is reached in the five-year defense program commencing next April, annual expenses could reach ¥10 trillion in the new plan’s final fiscal year as envisioned by the Defense Ministry and almost meet the 2% target.

The government is trying to update the medium-term program along with other key documents by year-end, with defense and finance ministry officials planning to hash out the details of spending plans.

The Defense Ministry earlier this year requested ¥5.59 trillion, the largest amount ever, to be allocated in the country’s initial budget for the next fiscal year starting in April. The outlay could eventually further balloon to around ¥6.5 trillion once some unspecified costs are finalized.

 

来年4月から始まる5年間の防衛計画で40兆円超の見込み額を達成すれば、防衛省が想定する新計画の最終年度には年間経費が10兆円に達し、2%の目標をほぼ達成することができる。

 

政府は、他の重要文書とともに中期計画年内に更新しようとしており、防衛省と財務省の担当者は支出計画の詳細を詰める予定である。

 

防衛省は今年初め、4月から始まる来年度の当初予算で、過去最大の5兆5900億円の計上を要求した。未確定の経費が確定すれば、最終的にはさらに6兆5000億円程度に膨らむ可能性がある。

 

(解説)第二段落のwith〜は付帯状況の形ですが、未来を表しています。

 

However, Japan’s fiscal health is already the worst among developed countries, with its debt more than twice the size of its economy. The yet-to-be-compiled national budget for the next fiscal year is also expected to hit another record.

The Finance Ministry initially intends to maintain fiscal discipline by funding the increased defense spending through issuing government bonds, and plans to repay the debt by raising corporate and other taxes.

But there is strong opposition to tax increases in Japan, making it possible the ¥40 trillion level will not be met or it will be lumped in with other national security expenditures, some officials said.

しかし、日本の財政状態はすでに先進国の中で最悪であり、負債は経済規模の2倍以上となっているまだ編成されていない来年度の国家予算もまた、過去最高を更新する見通しだ。

 

財務省は当初、国防費の増額分を国債発行で賄い法人税などの増税で返済することで財政規律を維持する方針だ。

 

しかし、日本では増税に強い反対があり、40兆円の水準が達成されないか、他の国家安全保障費と一緒にされる可能性があると、一部の関係者は述べている。

 

(解説)経済用語が多く出てきていますが、英字新聞ではよく使われる表現が多いですね。withの付帯状況、making it ~の部分は分子構文と形式目的語の組み合わせ、と文法項目も大変勉強になるものが使われています。あれ?っと思われた方は、ぜひ文法解析もしてみてください。

 

〜まとめ〜

いかがでしょうか。

 

ロシア・ウクライナ情勢に合わせて、防衛費が増額するのでしょうか。

増税を含めた議論ですので、私たちも注視していきたい内容です。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

地方の公立小~高校で普通に学び、必死の受験勉強の結果、英語が苦手な大学生になる。自分のように英語が苦手な生徒を助けたいという一心で、英語講師を目指す。1年間、英語の臨時講師をしながら資金を貯め、渡米。米国大学院にてTESL(英語教授法)を取得。2年間の留学を経て、地元で英語講師として18年間、中高大学生を中心に英語を指導中。英検1級、TOEIC最高点980 海外留学サポート、英語ディベート、英検・TOEICなどの資格取得のための指導も行っている。