こなれた英語を書くシリーズ#1 - one way or anotherって? 

こんにちは。講師のAtsukoです。

英語学習のため、英語の日記をFruitful Englishに毎日のように提出して下さる生徒さんも多いですよね。私は、生徒さんの日常生活を垣間見ることが出来る日記添削が大好きなのですが、そうした生徒さんには、文法的には間違っていなくても、自分の英語は何だか硬い、もっと”こなれた”英語を書いてみたい、という悩みを持つ方がたくさんいらっしゃるように思います。

こなれた英語には、こなれたexpressionが必要

こなれた英語って、結局は、自然な英語、nativeっぽい英語、ってことですよね?それには、やはり、native speakerが使うフレーズを使うのが早道!しばらく、私のmonthly blogで、そうしたフレーズをご紹介して行こうと思っています。

その第一弾。本日は、one way or anotherをご紹介します。

このフレーズは、in one way or anotherと、inが付いた形でも使われることがありますが、直訳すると、”一つの方法か、またはその他の(一つの)方法で” となりますね。日本訳としては、”何らかの方法で” ”どうにかして” ”いずれにせよ” などが使われます。

類義語としては、somehow, no matter how, by any means など。イメージが湧いてきましたか?

話がそれますが、少し意味が掴みにくい単語やフレーズに遭遇した場合、英英辞典を使って、ぜひ類義語(synonyms)を調べてみて下さいね。あなたが使い慣れているものがあれば、一気にそのnew wordが身近に感じられるはずです!

one way or anotherを使ってみよう!

今週金曜日までに締切りがあるあなた。でも、まだ先は遠い。本当に終わるかしら?そこで、絶対に終わらせるとの決意表明の一言。

I will finish this, one way or another!

一晩くらい徹夜をするかも知れない。誰か同僚に頭を下げて助けてもらうかも知れない。今のところ、具体的にどうするかは分からないけれど、とにかく、何とかして、絶対に終わらせるぞ!というニュアンスです。

類義語にsomehowがあるので、お分かりかと思いますが、one way or anotherを使うキーは、この具体的な方法は分からないというところ。そのため、”何とかして” と訳されます。同時に、”どんな方法をとってでも” という感覚で使われることが可能で、”何としてでも” と訳されることがあるのです。ですから、類義語に、by any meansがあるわけです。

そうなると、先の例文のような、決心を話す際に使うとピッタリしますよね。

では、例文をもう一つ。

This device can be used in one way or another by many of our customers.

”このデバイスは、私達のクライアントの多くが、何らかの形で利用できる” という意味です。この場合、in one way or antherで、何らかの方法で、何らかの形で、という意味を作り、具体的にどんな方法かは分からないけれど、という意味を足します。

二つの例文で気が付きました?このone way or anotherっていうフレーズは、それ自体が無くても文の大意には影響しないのです。でも、何だか分からないけどさ、とにかくどうにかして、というようなニュアンスが加わり、急に”こなれ感”が増しませんか?

“an other way” or “the other way”

実は、”one way or the other” という表現もあります。another と the other。ほんの少しの違いですが、二つのexpressionがあるということは、別々の意味を表すはずですね。

one way or anotherは、wayが省略されていますが、another wayということ。another wayは、an other wayですから、具体性が無いもう一つの方法という感じを出しますね。それに対し、the other wayは、たった一つしか無いもう一つの方法という限定感があります。これは、まさに、anとtheという冠詞が持つ意味の違いです。

つまり、yes or no、するかしないか、などの、選択肢が二つしか無い場合は、one way or the otherを使います。”二つのうちのどちらでも” というのが基本の意味で、どちらでも、いずれにせよ、と訳されることが多いですね。

それに対し、one way or another の場合は、選択肢は複数ある(かも知れない)、でもどれかは分からない、という際に使われますね。

うーん、冠詞は奥深い!って、ブログの意図が変わってしまいました!

では、最後に一言。

Well, I’m sure you will see these idioms one way or another if your English journey continues.

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海外で学び、アメリカでの生活が20年以上。英語力はネイティブレベル。アメリカの公認会計士として15年以上働いた経験があり、豊富な実務経験を活かしたビジネスライティングの指導には定評がある。お客様評価も高く人気のある先生。