【基礎から学ぶビジネス英語】ビジネスで大事な 組織や人を育て、動かす、あえてこだわること

Fruitful Englishファンの皆様、お元気ですか。

今回から(1) 組織や人を育て、動かす、(2) あえてこだわること、について解説していきます。

(1) 組織で活躍して組織に勢いや変革を与えるための原動力の代表的なものには、権限 (authority)リーダーシップ(leadership)ちから(power)があります。これらは最初に解説します。

(2) ビジネス組織の行動として、政治 (politics)、道徳 (ethiscs)という行動の仕方があります。ご存じの用語かもしれませんが、ビジネスの中のpoliticsとethicsとは何でしょうか。こちらは(1)の後に説明します。


組織や人を育て、動かす

まず、「組織や人を育て、動かす」を語るために、ある組織があったとします。

業界/社名/語る部署名:レストランチェーン/ Fruity Heart/ 事業推進部・企画課
登場人物:課長:Masashi, 調査担当:Michiyo, IT担当:Rishi, プロジェクトA責任者:Angela

Masashi said, “I decided to start Project A to launch a new business to sell some restaurant food at major supermarkets. I asked if we set it up at the Business Innovation Committee, and it approved to do it. Then, I will assign Angela as the project manager.”「大手スーパーマーケットで何種かのレストランの食事を販売するという新しい事業を立ち上げるためのプロジェクト・エーを始めることを決定しました。そこでプロジェクト・マネージャーとしてアンジェラを指名します。」

Angela reacted, “I am happy to hear that. I am willing to accept the assignment.” 「それはありがたいです。喜んでその指名をお受けいたします。」

Michiyo commented, “Oh, that’s good. Angela should have plenty of experience to manage the project because she used to be a supermarket manager.”「うん、いいわね。アンジェラはかつてスーパーマーケットの管理者だったから溢れるような経験を持っているものね。」

Rishi, “I agree with Michiyo. She always cares about other employees’ situations, including their workload, abilities and even, personal affairs. I’ll do support her from my specialism side in IT.”「ミチヨの言うとおりです。彼女は業務量、能力、そして個人的なことまで含めて、他の従業員の状況をいつも気を使っているよね。僕のITの専門領域からも支援をしていくよ。」

4人の持っている組織や人を動かす要素

さて、以上の会話より、この4人の持っている組織や人を動かす要素とは何でしょうか?考えてみてください。

・MasashiはAuthorityを持っています。組織の上部にプロジェクト提案をして承認を得ることは、これがないとできません。他の3人が持っていない「権限」があります。これはPowerとも言えます。

・Michiyoは、だれも頼んでいないのにも関わらず既に決まっているMasashiの決定にあえて同意をしています。これには何か意味があるでしょうか?あります。いくらAuthoriyを発揮したとして、それが部下たちの気持ちに刺さらないとプロジェクトをは上手く動かないでしょう。Angelaにとっても使命を受けたばかりですから、プロジェクト管理者としての動機付けにもなります。Michiyoには他者に大きな影響を及ぼすPowerは特に無いかもしれませんが、これがleadershipです。leadershipは、AuthorityやPowerが無くても発揮できます。地位(authority)やかかる専門性、資格や業務経験(power)に関わらず持つことが可能です。leadershipの資質は、よりその人の信頼度/調整能力/意思と決断力といった能力に関わります。

・Angelaも即、躊躇なく意思を表明しています。ここで彼女もleadershipを既に発信しています。

・Rishは、自らの強みであるIT技術力の側面からAngelaを支援すると言っています。これはpowerです。Powerを味方に付けると強いです。powerは組織の権限の上下関係(hierarchy)とは一致しません。authorityもpowerの一つといえますが、powerには専門性、技術力、資格や業務経験、加えて人に動機付けを生み出す力(leadership)、人材網や交友関係、社会的認知度なども含まれます。もちろんそのレベルはまちまちです。

・組織を動かすためには、人材の育成が必須です。研修だけではなく、OJTつまり、実務の中で指導すること、また会議や勉強会でも人は伸びます。そのとき必要なのが、Power/Leadership/Authorityの全てであると言えるでしょう。

・会社のhierarchy(上記)を超えて、leadershipとpowerは地位や権限(authority)に関わらず発揮できます。

Power/Leadership/Authorityは万全ではありません。専門性のpowerでauthorityを支配することなどもあり得ます。ブラック企業の人権などを超えたauthorityも弊害です。使い方によっては組織に悪影響を与えるので、組織を良くして伸ばすには発揮するその人間次第です。

 

使える英語表現を覚えよう!

※ 上記会話の表現も学びましょう。朱色で示した部分です。

1. set up a project「プロジェクトを始める」

(例) My boss ordered me to set up an international business development project.「私の上司は私に国際事業推進プロジェクトを開始する様命令を下した。」

2. willing to do (something) – イディオム「よろこんで・・・をします。」

何か良いことや積極的なことをすることに心から提案する、または同意するときに使います。

(例) I am willing to support orphans in this orphanage centre. That’s my duty.「この孤児施設の孤児たちを喜んで支援します。私の使命です。」

3. plenty of something 「有り余るほどの/多量の・・・」

(例) To set up the project, you must collect a large amount of information in plenty of time.「プロジェクトを開始するには、十分な時間の余裕をもって多くの情報を収集する必要があります。」
(注) in time – イディオムで、「時間に余裕を持って」の意味の副詞句です。plenty ofでさらにこれを強調することになります。

 

次回は、ビジネスの中のPoliticsとEthicsについて考えていきます。お楽しみに。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

2004-2006年に米国資産評価会社本社付け日本地域プロジェクトの翻訳専任担当で日英翻訳デビューしました。現在に至るまで翻訳に関わりながら、経営コンサルタント・事業管理など実務を経験しています。英国大学・大学院で、英語基礎コースを経て経営学修士と金融投資スペシャリズムの取得まで、エディンバラ市に3年在住していたことがあります。多国籍企業の役員からバイオ科学者、企業家、大学長、環境保護活動家など様々な外国籍友人がおります。