【使えるビジネス英語】Communicating Data – ビジネス情報を話し、書くのための統計の基礎の基礎 (3)

【使えるビジネス英語】Communicating Data - ビジネス情報を話し、書くのための統計の基礎の基礎

フルーツフルイングリッシュ講師のShinです。

前回と前々回は、統計や分析の基礎の基礎として、前回のグラフなどの視覚で理解する「データのコミニュケーション」を学びました。

 

※前回の記事、「【使えるビジネス英語】Communicating Data – 続・ビジネス情報を話し、書くのための統計の基礎の基礎」を見逃した方はこちらからどうぞ!

 

それでは、今回も頑張っていきましょう!

今回は統計用語を学びます。用語から、「統計とはなんぞや」についても解説をしていきます。今回も出井田 衣夜代(でいた・いやよ)さんと井伊 一徳(いい・いっとく)さんの会話で進めます。

 

1. 分析/統計って何? Dataって何? Information VS. Data

井伊 一徳:「ところで、出井田さん、分析って英語で何というかご存知ですか。

出井田 衣夜代:「ううん。知らない。アルゴリズムだったっかな。」

井伊 一徳:「ハハハ。全然違うじゃないですか。an analysisです。これを複数形にするとanalysesです。統計は?」

出井田 衣夜代:「分析と統計と違うの?」

井伊 一徳:「もちろん、統計は、statisticsです。これは複数でしか使わない単語なのですよ。単数が無くてね。statisticsは、数字を集めてそれを分類したり比べたりして集計することです。

一方で、analysisは、数字とは限らず、実験や情報収集で得られた結果なども使い、新しい事実や、意見や決定を得ることですから、より意味が広いのですよ。

statisticsはanalyisを行うことを目的としてまとめれられたデータの集め方、組み立て方の一つなのです。」

出井田 衣夜代:「プロジェクトリーダーのAndyに悪いことしちゃった。英語で説明していたのだけど、

“That doesn’t mean data, Iyayo.  That is information.  Phew, I was so confused, but now, I understand.”『それはデータでは無いよ、衣夜代。それはインフォメーションだよ。ふぅー、混乱していたけど、今やっとわかったよ。』

って言われたの。dataとinformationって違うの?そうだったたら、どこが違うの?」

井伊 一徳:「実際、一緒にも使われますね。でも、違いますよ。つまり、Data are facts or statistics. データは事実、または統計です。二種類に分けられて、quantitative data「数値のデータ」では重さ、量、値段などです。qualitative data「質的データ」は、名前、性別、人の目の色などです。

informationは、話し合い、研究、学びから得られるものです。ある意味、『dataを分析したり、言葉でまとめた結果などがinfomationです。』そして、データ自体に意味があるわけではなくて、研究したり、話し合ったりして得られた意味がinformationです。」

出井田 衣夜代:「わかった様な、分からない様な・・・。」

井伊 一徳:「ラーメン屋で、会計の係の人が集計表を店長に渡しました。その集計表、つまり統計がデータです。しかし、その会計の係りの人が集計表を見て、店長に、醤油ラーメンが味噌ラーメンの2倍、塩ラーメンより3倍の売り上げがあるので、メニューの順番を上から、醤油/味噌/塩の順番に変えましょうよ、と提案するのがinformationです。」

出井田 衣夜代:「そうかっ!今わかった。」

 

2. データの取り方と集合

統計を取るには、一番良いのは、全ての人の意見、状況、知識など確認する、または対象物などの状況を確認することができれば一番良いです。しかしながら、何万、何百万人もの人や対象物の情報を集めるには、相当な時間、お金、手間が掛かります。その場合、全体の中の一部の情報を集め、全体を推測すると言うSamplingという方法が使われます。その際に使う代表的な言葉の定義をまず以下に示します。

定義1: Population: 何かの傾向や動向などを知りたいときに把握しようと意図する人々の意見・状況・知識や対象物の状況等。統計で言う「集合」。

定義2: Sample: 集合の傾向や動向を探るために、実際に情報を集める対象の人々や対象物。

下記の図では、Simple random samplingを見える化しています。Populationから適当にSamplesを選びます。Samplesをくじ引きの様に選ぶとPopulation全体の動向がつかめます。

反対に、意図的にsamplesを選ぶと知りたい集合(population)の傾向や動向が掴めなくなります。また、Sample数は、あまりにも少ないと全体のpopulationの状態や動向が分からなくなります。Rule of thumb [意味:およそ確実性の高いやり方]として、 Samplesは30個を超すと「確実性」がグッと上がると言われます。

This image is quoted from Wikipedia, ‘Sample Population’.

 

今回はこれだけです。いかがでしたか?

「データと統計の基礎の基礎」は、もう少し続けます。

講師 Shinichi

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

2004-2006年に米国資産評価会社本社付け日本地域プロジェクトの翻訳専任担当で日英翻訳デビューしました。現在に至るまで翻訳に関わりながら、経営コンサルタント・事業管理など実務を経験しています。英国大学・大学院で、英語基礎コースを経て経営学修士と金融投資スペシャリズムの取得まで、エディンバラ市に3年在住していたことがあります。多国籍企業の役員からバイオ科学者、企業家、大学長、環境保護活動家など様々な外国籍友人がおります。