みなさん、こんにちは。
ビジネスシーンで「沢山の~、数多くの~」と表現したい場合、あなたはどんな表現を使っていますか?
まずは、皆さんもよく知っている基礎英単語「a lot of」を覚えて使いこなせるようになると、会話の色んな場面で重宝します。
今回の記事では「たくさん/たくさんの~」の英語表現、a lot ofなどの使える表現の意味と使い方について具体的な例文を豊富に交えながら詳しくご紹介していきます。
※【大人のビジネス英語】シリーズ前回の記事「【大人のビジネス英語】覚えておくと便利!英単語「latest」「lately」」を見逃した方はまずこちらからどうぞ!
「今まで何となく見聞きしたり、自分で使ったこともあるけど、イマイチ活用の仕方が分からない」そんな風に感じている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
英語表現”a lot of”の持つ意味
まず最初に、使いやすい基本英語表現a lot ofには「数多くの、色々な、かなりの量の」という意味がありますね。
基本的に何かの数や量が多いことを表す表現ですが、日本語にすると文脈によって他にも「沢山の、ずいぶん」などの形で訳されることもあります。
この表現を使った具体的な例文をいくつかご紹介
「A lot of companies have financial problems.」「数多くの会社が財政的な問題を抱えています」、
「She has a lot of minor problems on her mind.」「彼女は色々と細かな問題で頭を悩ませています」
.ちなみに、a lot ofと全く同じ意味ながら、よりカジュアルな響きを持つ表現に「lots of」があります。ただ、ビジネスでのプレゼンや会議など公式な場面では使用するとカジュアルすぎる印象がありますので、使用は日常的なやり取りに留めておきましょう。
英語表現”a lot of”はこんな風に使いこなせる!
「数多くの、色々な、かなりの量の」などの意味を表すa lot ofですが、まず直後に名詞を配置するという使い方が一般的です。この場合、a lot ofは名詞を修飾する形容詞的な役割を果たします。
ここで重要なのが、直後に配置する名詞の形です。実は、a lot ofの後には可算名詞・不可算名詞のどちらも置くことが可能です。このため、可算名詞を使った「a lot of people」はもちろんのこと、不可算名詞を使った「a lot of money」、「a lot of water」の形でも表現できます。
また、これらの表現を文の主語に置く場合、可算名詞を使った場合は複数形、不可算名詞を使った場合は単数形と捉えます。
特に不可算名詞を使った場合の文章では、a lotの部分やその意味につられて「A lot of money were there.」としてしまいそうですが、「A lot of money was there.」とするのが正解です。
この辺りの使い分けもすんなりできるように練習しておくと実践の場で役立ちます。
ビジネスシーンでも「many」や「much」の代わりに”a lot of”を使うことができます。
「多くの、沢山の、かなりの」と言えば、日本の文法書では英単語「many」や「much」を紹介したものも多いかとおもいます。
では、これらの違いはあるのでしょうか?
まずは皆さんもご存じかと思いますが、「many」は後に続く名詞が数えられるもの(可算名詞)に使い、「much」は後に続く名詞が数えられないもの(不可算名詞)に使われますね。
また、一般的に”a lot of”は「many」や「much」に比べるとカジュアルな表現になるので、日常会話やビジネスの上でも口語では”a lot of”を使う方が多く自然な響きになります。
ですが、ビジネスの上での公式なメールや文書、会議などでは、「many」や「much」もしっかり使えるようにしましょう。
まだまだある!「多くの、沢山の」という表現
また、「多くの、沢山の」という表現は他にもいろいろあります。いくつかご紹介します。
・a large number of ~ 多くの~(数)
「A large number of volunteers were involved in organising this event.」「多くのボランティアがこのイベントの運営に携わった。」
・a huge amount of~ 膨大な~(量/時間、お金など)
「Our team had to do a huge amount of work for the project.」「プロジェクトに向けて私たちチームは膨大な量の仕事をこなさなければならなかった。」
・a great deal of~ 多くの(かなりの)~(分量/時間、お金など)
「I spent a great deal of time on this research.」「私はこの研究にかなりの時間を費やした」
今回取り上げた通り、「多くの、沢山の」の英語表現は覚えておいて活用できると日常からビジネスシーンでもかなり重宝します。
あなたもぜひ実際の会話の場面で活用しながら、この表現の意味や使い方を深めてみてくださいね。

日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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