【大人のビジネス英語】ちゃんと言えてる?「お名前よろしいでしょうか」

英語コーチで翻訳・通訳経験もあるMiyukiさんの記事。【大人のビジネス英語】ちゃんと言えてる?「お名前よろしいでしょうか」

みなさん、こんにちは。

電話越しでの会話で、例えば誰かに電話を取り次ぐために「お名前よろしいでしょうか」と相手に伝えなければならない場面って沢山ありますよね。この「お名前よろしいでしょうか」という表現、あなたは英語で正しく伝えられていますか?

今回の記事では、英語ネイティブにも誤解なく、きちんと伝わる表現を分かりやすく解説していきます。

「日本語では簡単な表現なハズなのに、ではそれを英語で言ってみてと言われると途端に言葉に詰まってしまう」そんな方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

意外?!「What’s your name?」はビジネス英語ではタブー

恐らく意外と感じる方が多いと思いますが、実は「What’s your name?」という表現は日本語の「お名前よろしいでしょうか」のように丁寧なニュアンスは全く含まず、ただ「あなたの名前は何ですか?」という意味にしかなりません。

そのため、ビジネスで使うとストレートすぎる響きがあり、使用すると相手に失礼な印象を与えてしまいます。この理由から、例えばビジネスの現場で電話で相手とやり取りしているような場面で相手に名前を聞く際にはこの表現を避けた方が賢明です。

「じゃあ、代わりに何て言えば良いの?」と気になりますよね。

実は英語にも、日本語のようにちゃんと相手に丁寧さを伝えられる便利なフレーズが存在します。以下から、詳しくお伝えしていきます。

 

 

ビジネス英語では「May I have your name?」を使おう

ビジネス英語で丁寧に相手に名前を聞く際に使うと良いのが、「May I have your name?」です。

May I~?」はビジネスの現場などで相手に特に丁寧な印象を与えたい場合に重宝します。haveは表せる意味が非常に多い単語ですが、ここでは「相手に名前を聞く、伺う」という意味で応用します。

この表現以外にも、例えば「Could I have your name?」、「Can I have your name?」などの表現がありますが、前者はMay I~?を使用する際よりもほんの少しだけカジュアル、後者はMay I~?を使用する際よりもかなりカジュアルになります。

ポイントは、相手と自分との関係性を見極めてその状況で表現するのに適当な表現を選ぶよう意識することです。相手との付き合いの長さや関係性の深さなどに目を向けて、ご自身でどの表現を使用するのが効果的かを考えて使用してみてください。

 

ビジネス英語で特に注意!pleaseは場合によっては無礼な表現に

ここまで記事を読み進めて頂いた方の中には、「学校の英語の授業で文末にpleaseを付けると丁寧な表現になると習ったけど…?」と疑問に思っている方も多いと思います。もちろん、これは間違いではないのですが、注意したいのはその使い方です。

例えば、日本人が気づかずやってしまう間違いに「名詞(自分が欲しいもの) + please」があります。

例えば、会社で「コピーを一部ください」と言おうとして「Copy, please.」と言ってしまうことがありますが、文末にpleaseが付いているものの、この表現はかなり上から目線で相手に無礼な響きを与えてしまいます。

正しくは、先に紹介したフレーズを活用して「May I have a copy, please?」とするのが良いでしょう。この組み合わせであれば、pleaseが正しくより丁寧なニュアンスを加えてくれるので、上から目線や無礼な響きを与えることがなくなります。

このように、使用する際の状況や表現の組み合わせによっては相手に全く逆の印象を与えてしまうことは多々ありますので、注意しましょう。

 

ビジネスの現場では必須の英語表現

いかがでしたか?

「お名前よろしいでしょうか?」というビジネスの現場では必須の表現一つ取っても、それを必要な時に必要な形で伝えるのは意外と難しいものです。
あなたもぜひ当記事の内容を参考にして、英語で丁寧・スマートに相手の名前を聞けるようにしてみてくださいね。

 

 


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ABOUTこの記事をかいた人

日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。 英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。 長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。