「損切り」

今回は、私たちがカスタマーサポートをしていて
気がついた、英語学習が失敗する時に、
ほとんどの人が陥っている心理的なワナについて
お伝えしたいと思います。

これは、人間の「損」をしたくないという心理から
くるので、なかなか自分では気づきません。

これは英会話スクールでも、それ以外の習い事
全般に言えることです。何かを達成するために
習慣付けするときにも有効な方法です。

投資にも「損切り」という言葉がありますが、
それに通じる考え方です。

この一問一答メルマガは無料なので、あまり
おきないのですが、有料の商品を使うときに
心がけることです。

たとえば、当社の場合、英語を書いて、それを
ネイティブに添削してもらって英語力を伸ばすという
サービスを提供しているのですが、
英語を自分で使えるようになるには
ある程度、練習が必要です。

当然、有料サービスなので、1回600文字までという
制約があるのですが、どうやら、ほとんどの方は
毎回600文字ギリギリまで書いて来るんです。
(※600文字単位でチケット1回分が消化されるので、
600文字以上の英文でも提出できます)

少しでもたくさん書きたい、損をしたくない、
こういう思いで、なんとか制限ぎりぎりまで
書こうとする人が多いのですが、
これがストレスになっているようで、
結局、長続きしない原因になっています。

一度嫌なストレスを感じてしまうと、
回を重ねるにしたがって、練習に仕掛かることが
嫌になってきてしまうのです。

つまり、スタートができない。

そして何が起こるかというと、
せっかく払ったお金を無駄にします。
そしてそんな自分が嫌になるのです。

これ非常にもったいないです。

金銭的にもそうですし、なにより
心理的に良くありません。

だったら、毎回少しずつ損したとしても、
継続して、より大きく勝ったほうがいいのです。

「自分が続けられた」という自信をもつことが
できますし、さらに頑張れます。結果、練習を続けて、
少しずつ英語が使えるようになってきます。
そして、それ自体が練習のストレスを減らすことに
なり、良いサイクルが回ります。

こうなる方法は、たった1つ。

・もったいないと思わない
・たった1行でもいいから、書いたらよしとする

こういう思いで望むことです。
特に2点目。1行でいい。こう思ってください。

こう思っていたら、チャレンジすることには
嫌になりません。そして、人間不思議なことに、
一度机に向かうと、1行でいいと思っていたのに、
筆(キーボード)が進むものなんです。

でも、最初からしんどい思いをして、たとえば、
600文字ぎりぎりまで書いていたら、チャレンジする
ことすら嫌になるのです。

そして結局、小さな1回をケチって、大きな全体を
無駄にしてしまう。

だったら、無理をせず、料金よりも、
とにかく、1行でいいから書くことを続けてください。

そのほうが、最終的には得だということが、
たくさん学習を続けて上達している方を
観察していたら分かります。

P.S.特に最初、やろう!と決めたときに
頑張りすぎる傾向がありますので、そのときにも
注意をしていきましょう。

P.S.一問一答も、日々忙しく未読のメルマガが
たまってきたら、思い切ってバックナンバーは
削除するようにしてください。こういう「損切り」の
考えが非常に重要です。

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