「英語でメールを書く」時に 注意したい事。ネイティブからの視点、その3

ビジネス英語が伝わるための大切なポイントについて、
今回お届けしている一連のシリーズの最初に
アドバイスをさせて頂きました。覚えていますか?

復習のために、David先生の言葉をそのまま引用しておきましょう。

Japanese people need to improve in speaking directly and state
the main point of the matter. But they must do this without
sounding too strong or overbearing.

「日本人は高圧的で横柄な印象を与えないで
物事を率直的に話すことや、主旨を簡潔に説明することを
学ぶ必要があります。」

日本人は日本人に対するのと
同じコミュニケーション手法を取りがちなのですが、
それがかえって効果的なコミュニケーションを
妨げているという事をご紹介しましたね。

英文法をいくら勉強しても、
語彙をいくら積み重ねても、
英語は伝わるようにはならないという事です。

あなたの周りにも、説明が回りくどくて
説明が分かりにくい人がいませんか?

簡単に言うと、日本人は海外の人から
そう思われているという事です。

ではどうすればいいのでしょうか?

やる事はすごく簡単です。

それは、自分のやり方ではなく、
相手の理解しやすい伝え方に合わせるという事。
英語だから文法・語彙だと思うのではなく、
どうしたら相手は理解しやすいのか、
そこを学ぶ必要も出てきそうですね。

あなたが相手にしているのは
英語がペラペラな「日本人」ではない
ということです。

伝えていることが、
あなたが普段書く日本語のメールの単なる
英訳になっているなら、要注意ですよ!

今日のアドバイスです。

Communication challenges could also stem from cultural
differences. For example, Japanese people tend to be reluctant
to communicate issues or problems with others.

Perhaps it may be the kindness of a person so as not to
offend or avoidance of bringing shame to themselves of
their colleagues.

Once they become big problems, communication tend to
be critical and unproductive. A good communicator can
effectively point out problems or raise issues
in a productive way without offending the listener.

Another example is a Japanese person’s hesitancy
to say “no”. Again, this may come from one’s
kindness as not to disappoint the other person or
to maintain their dignity.

Japanese people infer that they mean “no”
without actually saying it.

Westerners are not very good in understanding nonverbal
communication or inferences. They may misinterpret
someone’s “no” as a “yes”. This is actually a very big
communication problem between Japanese and non-Japanese
firms.

コミュニケーションの問題は文化の違いからも生じます。
一つの例として、日本人は問題や疑問がある場合、
関係者に伝えるのをためらいます。

それは相手の気分を害するのを避けたいという親切心や、
自分や仲間に恥をかかせたくない気持ちからくるのかもしれません。

しかし、問題がさらに大きくなってしまうと、
コミュニケーションは批判的になって生産的でありません。

上手なコミュニケーターは相手の気分を害さないで
効果的に問題を明らかにしたり、疑問を伝えたりする
ことができます。

さらにもう一つの例は、日本人のきっぱりと“ノー”と
言うことができない傾向です。これもまた、相手をがっかりさせた
くない、または相手の尊厳や自尊心を保ちたい親切心なのかもしれま
せん。

ですから、日本人は直接言葉の“ノー”を言わず、“ノー”を
ほのめかす傾向にあります。しかし、西洋の方は言葉にしない
コミュニケーションや推論を理解するのが苦手です。
むしろ、“ノー”と言う答えを“イェス”だと
解釈してしまうことがあります。これは日系企業と
非日系企業の間でよくおこる問題です。

ではまた、明日お会いしましょう!

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