タンポポ通信2014年8月号 2. あなたの自己投資額はいくら?

とある本で読んだのですが、人間が成長する方法には3つしかないらしく、一番は、「その道の第一人者に直接教わること」、次は「読書」、そして最後は「旅」だそうです。ネイティブに直接あなたの英語をチェックしてもらうということは非常に有効な学習方法ですし、海外留学や旅行で外国を知ることもすごく勉強になりますよね。あなたも日々勉強していると思いますがこの3つ「教え・本・旅」を有効に使っているでしょうか?

自己啓発本などを見ていくと、可処分所得<※給料から必要なお金を差し引いて自由に使える金額>の10%程度を自己投資に充てるべきとする書籍が多いようです。
ふむふむ・・・
そこで普通の人は年収に対して一体どのくらいの比率で自己投資しているんだろうか?と思い少し調べてみました。

私が住む東京都の調査結果です。
H24 年度(2012 年度) の東京都の勤労者世帯収入は平均690 万円、可処分所得は555 万円でした。
<「都民のくらしむき」 東京都生計分析調査報告(年報)平成24 年版より>
555 万円の10%の自己投資は55 万円になります。理想の投資額は、1ヶ月月あたり4 ~ 5 万円程度ですね。
でも実際のところは、数字を見る限り一般家計の書籍代の月平均は4 千円ほど。つまり10 分の一。もっとも自分を成長させる投資が可処分所得のわずか1%程度という人が平均的なようです。しかもここには小説などの娯楽用の書籍代も含まれますので
実際に自分の成長の本となるともっともっと低いので多く見積もっても1%くらいのようです。もっとも大切な自分に対する投資額なのにたったの1%!?
あなたの1ヶ月の自分磨きの金額はどのくらいでしょうか?
円くらい/月

では次に、じゃぁみんな勉強せずに何をしているのか?というのが気になりました。ちなみに無料で楽しめるものの代表格であるテレビなどのメディア利用時間を調べてみると・・・日本人の1人あたりの1日テレビ視聴時間は平均3時間。次いで、ネット閲覧1時間、新聞+ラジオで30 分。同じくH24(2012) の東京大学の調査結果「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によるほとんどの人はこの数字が示す通り勉強なんかせずに、テレビの前で自分の時間を捨てていいます。1日4-5時間も。
テレビだっていい番組をやっていますが、何が問題かというと、単位時間当たりの情報密度がもっとも低い効率の悪いメディアなのです。テレビ番組30 分の情報量は実は本のページ数ページ分ということが少なくありません。面白くするために演出が必要なので。
自分の価値を高める1つのポイントが他とは違う情報をいかにインプットするかだとすれば、世の中の多くの人が「給料が上がらない!」と嘆いているのは正直に申し上げて、理不尽な要求のような気がします。その他大勢と違う自分になりたいならまず自己投資
(そのための時間、そのためのお金)をかける必要があります。

なぜ私がこんなことを言えるかというと、私も人とは違う自分になりたくてサラリーマンを辞めた口ですが、私のようなフリーランスの人間はクライアントに対して提供できる価値がすべて。会社に守られていないので自己投資が収入に直結する世界です。
特に英語を職業としている方(翻訳家など)は、独立してやられている方が比較的多く、当社のお客様にも多数の翻訳家さんや塾講師、英語の先生などがいらっしゃいます。
「結果が出せない」=「収入ゼロ」を意味しますので私の場合も仕事柄勉強が一番大切です。私もまだまだ目指す自分には到達していませんが、そこに到達するために、1ヵ月の書籍代は少なくても4万円です。買う本も月に最低でも5 冊~ 10 冊ほどですが、通常のAmazon や書店で入手できる本がだいたい3 割、それ以外は通常ルートでは手に入らないものが7 割です。海外から取り寄せる本もここに含みます。
市販本は売れ筋の本だけを取り扱うので万人受けの良書が多いですよね。でもある程度の読者数がいますし、誰にでも簡単に入手できる情報なので、あまり希少性はありません。みんながそれを読んでいるからです。(それでも読んでいる人は少ないですが・・・)
一方、一般に流通していない本は、少しの人しか読まない本なのでなかなか採算が取れず大手の出版社から販売されることはありません。流通量が少ない割にコストがかかるのでそれなりに(といいますか相当に)高いのですが、情報の価値は高いです。それが欲しい人に向けた深い情報だけを扱います。本当に自分の本当に欲しい情報だけをピンポイントで手に入れられるので非常に重宝しています。私の知り合いの会社経営者さんなどもやはりこのように勉強されている人が多いです。向学心のある周りの人たちを見ていると、もっともっと上に行くためには普通の勉強をしていたらダメなようです。

あなたも市販の本で今一つ得るものが無いな~と思っているなら・・・流通量の限られた専門書籍などを扱う会社や海外の本で日本でまだ翻訳されていない情報などをあたってみるといいかもしれません。今インターネットの登場で、より細分化し、より専門化した情報リソースがどんどん登場しています。あなたは英語を扱えるので、「すでに」世界中の全ての情報に英語でアクセスできるという点で一日の長があります。他者と差別化する上では有利です:)
ただ情報を選択する選択眼は養う必要はあると思いますが私も投資の6割ほどは無駄にしている気がしますがそれもまた勉強。引き続き、頑張って自分を磨いていってくださいね!

フルーツフルイングリッシュでも、当社の過去の英語指導実績に基づき、当社で学ぶ英語学習者様にぴったりの専門書籍を販売しています。「英検」「冠詞」「ビジネスeメール」を扱ったものを今まで提供していますが、これも流通経路が限られたレアな専門書の一つ。もうすぐ「時制」「関係代名詞」「前置詞」「TOEIC対策」などが登場します!人が入手できないテキストを読んであなたの英語をもっと正確にして「この人の英語は日本人の英語と違う!」とネイティブに唸ってもらいましょう!

山本

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