【英検準一級によく出る】「out」を用いたイディオム１０

みなさん、こんにちは！

英検二級と英検準一級を比べると、覚えるべきボキャブラリー数に大きく差があります。

英検準一級の場合、目安としては１００００語以上のボキャブラリーを記憶しておく必要があるでしょう。
これは気の遠くなる作業かと思います。さらにそれと同時にイディオムも暗記していかなくてはいけません。

そう、英検準一級合格のためにはそれを目指そうと覚悟した日から毎日の地道な努力が必要なのです。

そこで今回は、単語ではなく、英検準一級に登場しやすい「out」を用いたイディオムに焦点を当てて見ていこうと思います。１０個集めてみましたので、それぞれの意味が瞬時に出てくるかチェックしてみましょう。

「out」を用いたイディオム、どれだけ知ってる？

それでは早速英検準一級に頻出する「out」を用いたイディオムを確認してみてください。すぐに意味が出てくるものが７個以上あれば、なかなかのボキャブラリーマスター。それではどうぞ。

1. work out
2. wear out
3. weed out
4. turn out
5. wipe out
6. toss out
7. stand out
8. single out
9. smooth out
10. scratch out

いかがだったでしょうか。

全て理解できましたでしょうか。どれもリーディングの問題のみならず、リスニングにおいても頻出する重要な表現ですので全て暗記しておくことをお勧めします。

それでは一緒に意味を確認していきましょう。

英検準一級によく出る「out」を用いたイディオムの解説

① work out

「（計画などを）練る、理解する」という意味です。

例：work out a positive settlement to the problem(その問題に対する前向きな解決策を練る)

② wear out

「疲弊させる」という意味。

同意語でいうとtire out、exhaustが挙げられるでしょう。

③ weed out

「取り除く」という意味になります。

同意語でいうとget rid of、eliminate、removeなどが挙げられるでしょう。これらも英検準一級には頻出ですのでしっかり覚えておきましょう。「weed（雑草）を外に（out）摘まみ出す」＝「取り除く」とイメージすると覚えやすいですね。

④ turn out

「集まる、～だと判明する」という意味。

「集まる」の同意語はassemble、gatherなどで「判明する」はprove、figure outなどが挙げられるでしょう。「外に（out）出てくる（turn）」＝「集まる、判明する」とイメージすると覚えやすいですね。

⑤ wipe out

「消滅させる、撲滅する」という意味。

同意語はkill off、annihilate、eradicateなどが挙げられます。「ワイパーで（wipe）で外に（out）はじく」＝「消滅させる」とイメージすると暗記しやすいでしょう。

⑥ toss out

「捨てる、除外する」という意味。

例：My mother tossed out a large number of old comic books this morning.(私の母は今朝、たくさんの古いマンガ本を捨てました。)

⑦ stand out

「目立つ、抜きん出ている」という意味。

「あるエリアの外に（out）はみ出て立っている（stand）」＝「目立つ、抜きん出る」とイメージすると覚えやすいですね。

⑧ single out

「選び出す、絞る」という意味。

「一つのものを（single）摘まんで外に（out）出す」＝「選び出す」と意識すると暗記しやすいですね。

⑨ smooth out

「（障害、壁などを）取り除く、解決する」という意味。

「障害を端にのけて（out）滑らかにする（smooth）」＝「取り除く」と覚えるようにするとよいでしょう。

⑩ scratch out

「削除する、なんとか生計を立てる」という意味。

例:scratch out his name on that list(そのリストから彼の名前を消す)

「爪で（scratch）外に（out）はじく」＝「削除する」と覚えるといいでしょう。

さて、今回の英検準一級によく出る「out」を用いたイディオムについてはいかがだったでしょうか。

どれも英文を理解する上ではとても重要な語句であり、少しでも合格率を上げたいのでしたらこれら全てを暗記しておく必要があるでしょう。イディオムを覚えるのが苦手な方は、上記のように動詞と前置詞の意味を融合させ暗記してみてもいいでしょうし、自分でオリジナルの表現を作って覚えてみてもいいでしょう。

いずれにせよ日常的に何度もイディオムに触れ、短期記憶から長期記憶に移行できるよう工夫をしていきましょう。

そういった地道な努力が語彙力強化に繋がるのです。頑張ってくださいね。

英検対策記事の興味がある方は、「【英検準一級対策】英字新聞・ニュースを楽しむための英単語！国際・国内政治編Part1」も是非読んでみてくださいね。こちらからどうぞ！

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Ko-su

国際系の大学を卒業後、オーストラリア留学、某国産自動車ディーラー営業職、子ども英会話教室マネージャー、公立中学校の特別学級の担任、都内にある某有名出版社の英文添削者（主に国公立難関校志望の生徒さんを担当）を経験。さらに中学・高校の英語の教員免許取得、英検準一級合格、TOEIC730(2020年1月受験結果)、メンタル心理カウンセラーの資格を活かし、１０年以上英語担当の塾講師として全国の学習者の指導に当たっている。また不定期にセミナー講師（心理学を応用した英語学習や自己啓発、スピリチュアル関連）も務めている。