【英語試験対策!】英語長文の要点を素早く掴むためのディスコース・マーカーとは?

長文の要点を素早く掴むためのディスコース・マーカー

皆さん、こんにちは!

英語学習者の方は、「ディスコース・マーカー」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

このディスコース・マーカーを理解し活用することで、長文読解の内容を把握しやすくし、問題を解く際の目印にもなってくれるものです。

ただ漠然と長文を読み進めていては時間と体力の浪費に繋がり、集中力も途切れがちになってしまうでしょう。

そこで、今回は「ディスコース・マーカー」を具体的に説明し、その活用法をお伝えしていきます。実際にこの知識を応用することで長文読解の正答率を上げることができると思いますので、ぜひ参考になさってください。

 

長文読解に役立つ「ディスコース・マーカー」とは?

さて、それでは早速「ディスコース・マーカー」とは何なのか、まずはその説明からさせていただきます。

「ディスコース・マーカー」とはシンプルにいうと、「話の展開を示す語」といえるでしょう。

ちなみに「ディスコース(discourse)」とは「話」という意味で、「マーカー(marker)」とは「目印、標識」という意味ですね。

このディスコース・マーカーは英検やTOEICの長文問題で特に目にするもので、これらを理解して読解するのと理解せずにただ闇雲に読解していくのでは内容の理解度が変わってくると思います。

さらにディスコース・マーカーの知識を活かすことで、読解スピードも変わってきます。実際に、私の英検対策の授業でも、この「ディスコース・マーカー」を生徒さんに理解させ、正答率を上げることに成功しています。ぜひみなさんも活用していただければと思います。

 

「ディスコース・マーカー」となる語句

それでは、具体的にディスコース・マーカーとはどのような語句なのかを説明させていただきます。

一口にディスコース・マーカーといってもその種類は様々で、ここでは説明しきれないのですが、よく長文で目にするものだけを載せておきます。

「逆接」

but、however、yet、although(though)、even if、nevertheless、otherwise

「対比」

while、whereas、meanwhile、;(セミコロン)

「例示」

for example、for instance、:(コロン)、―(ダッシュ)

「結果」

in conclusion、as a result、therefore、thus、consequently

「言い換え」

in short、in other words、or

「追加」

also、besides、in addition、moreover、furthermore、additionally

「事実」

actually、in fact、on the whole、in general

「筆者の心情」

frankly、actually、unfortunately、be afraid、honestly

 

いかがでしょうか。

主によく登場するものだけを載せたつもりですが、これだけの種類があります。これらがいわゆるディスコース・マーカーと呼ばれる言葉になります。これらを長文の中で意識しながら読み進めることで、スムーズに内容を理解することができます。

例えば、「A yet~」などの形の文章を見つけたら、「Aという内容の逆の内容がくるな」とあらかじめ認識できたり、「A for instance~」という形が示されていたら、「Aの内容の具体例が続くはずだ」と予測しながら読むことができるわけです。

このように、長文を読む際はディスコース・マーカーを目印とすることで、筆者の主張をより理解することができます。私も実際に長文読解をする上で、ディスコース・マーカーがあればその前後の内容は特に集中して(気合を入れて)読むようにしています。

なぜなら、英検やTOEICの長文問題において、ディスコース・マーカーがある周辺というのは問題になりやすいからです。筆者の方も「一般論」と「自分の主張」を比べながら書くことや、例え話を絡めながら書くことが好きなので、長文の中でディスコース・マーカーを見つけたら特に注意して読解してみましょう。

私が長文問題を解く際は、あらかじめディスコース・マーカーに〇などをつけておいて目立つようにしています。

みなさんも何か工夫をしながら読んでいくことをお勧めします。

 

以上、今回は「ディスコース・マーカー」についてお伝えしていきました。

もちろん、今回挙げたディスコース・マーカー以外にもまだまだ種類はありますが、ここで挙げたものを理解するだけでも実践で大いに力を発揮してくれると思います。

ぜひ、今後長文読解を解く際はディスコース・マーカーに着目し、設問で聞かれていることと比較しながら解答していきましょう。着目しないときよりもきっと正答率が上がることでしょう。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

国際系の大学を卒業後、オーストラリア留学、某国産自動車ディーラー営業職、子ども英会話教室マネージャー、公立中学校の特別学級の担任、都内にある某有名出版社の英文添削者(主に国公立難関校志望の生徒さんを担当)を経験。さらに中学・高校の英語の教員免許取得、英検準一級合格、TOEIC730(2020年1月受験結果)、メンタル心理カウンセラーの資格を活かし、10年以上英語担当の塾講師として全国の学習者の指導に当たっている。また不定期にセミナー講師(心理学を応用した英語学習や自己啓発、スピリチュアル関連)も務めている。