英検二次試験で伝わる英語で話す3つのコツ:発音とイントネーション

こんにちは、Junです。

英検の二次試験対策の指導をしていると、せっかくの良いアイディアがあるのに、話し方に意識が足りないせいで上手く伝わらない方が時々います。

英検の二次試験においては、ネイティブそっくりな綺麗な発音は不要です。

それより、重要なのは、

・準1級であればイラスト部分の説明が必要十分な項目を含め正しく伝わること
・1級のスピーチでは選んだトピックについて説得力のあるスピーチができること
・どちらの級でも質疑応答セクションで質問の内容に適した回答をすること

です。

この点を攻略するために必要な、喋り方(発音・イントネーション)についてコツを3つお伝えします。

  1. ストレスの位置を正しく発音する
  2. 意味の切れ目を意識する
  3. 重要な部分とそうではない部分を意識する

 

まず、一つ目の「ストレスの位置を正しく発音する」です。

 

この「ストレス」とは、ここでは1つの単語内での強勢の位置です。つまり、「アクセント」と言われるものです。
*アクセントは通常「訛り」のことを指すため、今回は「ストレス」で統一します。
*発音記号は辞書により少しずつ違う場合があります。今回はOxford Learner’s Dictionariesから取得しています。

特に長い単語は要注意です。例えば、英検の二次試験も使いやすい

comfortable という単語は、発音記号を調べると、/ˈkʌmftəbl/または/ˈkʌmfərtəbl/

となっています。

先頭の、comの部分に というストレスの記号がついています。つまりここが強く発音される部分です。この場合に for の部分にストレスを置いてしまうと伝わりづらくなります。

また、品詞によってストレスの位置が異なるものがありますね。簡単なところでいうと、increase, decrease, record などは名詞と動詞では、ストレスの位置が違います。

increase  名詞:/ˈɪŋkriːs/、動詞:/ɪnˈkriːs/
decrease  名詞:/ˈdiːkriːs/ 、動詞: /dɪˈkriːs/
record  名詞:/ˈrekərd/、動詞: /rɪˈkɔːrd/

この「 ‘ 」ストレスの位置が、名詞の場合は先頭の音節にありますが、動詞には第二音節にありますね。

 

次に、2つ目のポイント「意味の切れ目を意識する」を考えましょう。

例えば、

Young children should be encouraged to socialize with other students at school, because it could help them get good grades.

のような意見を言いたかった場合に、

becauseの前で切る以外にはどこで意味の切れ目を意識しますか?

人により違う部分もあるかと思いますが、個人的には

Young children should be encouraged / to socialize with other students / at school, /  because it could help them / get good grades.

このように意識します。

必ずしも、スラッシュの部分でポーズを置く必要はありませんが、このくらいの単位で意味を意識しながら話すと伝わりやすくなります。逆にこのスラッシュがない部分で切ってしまうと、伝わりづらくなります。

 

 

最後に「重要な部分とそうではない部分を意識する」を考えましょう。
また、同じ文を使います。

Young children should be encouraged to socialize with other students at school, because it could help them get good grades.

単語単位で、重要な部分、そうではない部分を分けるとどうなりますか?
こちらも個人で少し意見が異なることがあるかもしれませんが、

Young children should be encouraged to socialize with other students at school, because it could help them get good grades.

まずは、この青字の部分を相対的に弱く(短く)読むとメリハリがつきます。
この他にご自身の伝えたいことに重点を置き、その部分を相対的に強く(少し長めに)言うと、さらにわかりやすくなります。

発音が綺麗なら、もちろんカッコいいし、伝わりやすいですが、発音矯正は専門家が必要なことと一朝一夕に改善するものではありません。でも、英検の面接を突破するためには、ちょっとした工夫で、しっかりと相手に伝わる話し方になります。

普段の音読やスピーチ練習の時に、この3つだけ心がけるだけでグッとわかりやすい話し方になります。お役に立てれば嬉しいです!

 


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英検1級15回以上合格、TOEIC満点990を17回以上取得(全100%6回)、TOEIC S/W 180/200。TOEFL iBT:104。アルク「英検1級合格マップ」著。「英語ジム らいおんとひよこ」運営