【2分で分かる!使える英語表現】here and thereと「あちらこちら」の違いは?

【2分で分かる使える英語表現】here and thereと「あちらこちら」の違いは?

こんにちは、講師のエリカです。

 

皆様は「あちらこちら」という日本語を聞くと、何をイメージするのでしょうか?

辞書によれば、「あちらこちら」は「いろいろな場所や方向」を指します。いろんな場所を指すので、なんとなく「至る所に」「多い」という散らばっているイメージがあるのではないでしょうか。

 

here and there、英語表現の微妙なニュアンスのズレに注意!

この「あちらこちら」は、英語に翻訳するとhere and thereになるのですが、実はこの二つの単語の間には微妙なニュアンスのズレがあります。

もちろん、here and thereにも”in different places/various directions”(いろいろな場所や方向に)という意味があるのですが、

しかし、実は二つめの意味として、

”occasionally, sometimes”(時折)という意味があります。言い換えれば、「少ない」というイメージです。

 

例)The paper is wet, so I can only make out a word here and there.

「紙が濡れているので、一部の単語しかわからない。」

この例文は、ポストに入った手紙が雨に濡れて読めなくなってしまったような状況を表しているのでしょうか。

特にこのようにonlyやsomeと一緒に出てくるhere and thereには「時折、少ない、ちょっと」のようなニュアンスがあるので、決して「至る所に」という意味になるわけではありません。

 

「至る所に」はこんな英語表現もできます

ちなみに「至る所に」は英語でall overなどと表現することができます。

例)I thought sushi restaurants were all over the place in Japan.

「日本には至る所にお寿司のレストランがあると思っていた。」

このような微妙なニュアンスの違いは日英辞典だけではわかりづらいので、単語の意味やニュアンスを調べるときは例文付きの英英辞典をおススメします。

是非活用してくださいね。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

日本語能力試験最難関のN1取得。幼い頃から日本文化に興味を持ち、日本語も日本人と見分けがつかないほど流ちょうに使いこなせるN1講師。座右の銘は「Challenge yourself!」