【役に立つ英語学習!】なぜ人名にはwhoの制限用法を使わないのか?

【役に立つ英語学習!】なぜ人名にはwhoの制限用法を使わないのか?

こんにちは。Fruitful EnglishのAtsukoです。

早速ですが、

関係代名詞の “who” は、皆さんも頻繁に使う英単語の一つですね。

“who” には、先行詞の後に直接使う「制限用法」と、先行詞の後にカンマを入れる「非制限用法」の2種類の使い方があります。

今回は、この2つの用法の違いと使い方をしっかり見ていきましょう!

 

関係代名詞 “who”「制限用法」と「非制限用法」

(1) The woman who lives next door to me is a doctor.

(2) The woman, who lives next door to me, is a doctor.

 

(1)が「制限用法」で、「隣に住んでいる女性は医者なんだ」という意味になります。他の誰でもない、我が家の隣に住んでいる女性、という限定感を表します。

それに対し、

(2)は「非制限用法」で、who lives next door to me というフレーズが、追加情報の役割になるので、「その女性、家の隣に住んでいるんだけど、医者なんだよね。」という訳が適当となります。この使い方の特徴は、who節が無くても成立するということで、 The woman is a doctor. という文が、伝えたい内容となります。

 

関係代名詞 “who”先行詞が人名の場合

先ほどの例では、先行詞に “the woman” が使われていましたが、Johnや Emilyなどの人名が使われる場合は、まず間違いなく、whoの非制限用法が使われるのです。

これは、人名自体が特定感が強いため、それを更に絞り込む制限用法を使うことが不自然になるからです。

 

(3) John, who is my best friend, is coming over. (Johnが、彼って私の親友なんだけど、来るよ。)

(4) John who is my best friend is coming over. (私の親友であるJohnが来るよ。)

 

どちらも正しいように見えますが、(4)は余り見かけない表現です。

Johnという個人は、唯一無二の存在と考えられるため、わざわざ制限用法を使って、特定感を付け加える必要はないのです。

 

関係代名詞 “who”、Johnという名前の友達が複数いる場合は?

もしも、Johnという名前の友人が2人いて、彼らを区別する必要がある場合、whoの制限用法を使うことは可能です。でも、実際には、(4)のような文を見ることは稀で、他の情報を使って、区別することが多いです。

 

つまり、John who lives in New York … とするよりも、”New York John”とする方が自然となります。Johnの職業を使って、”Engineer John” としても良いでしょう。

 

そうでなければ、非制限用法の登場です。

 

My friend John, the one who lives in New York, is visiting next week.

 

人名には非制限用法のwhoと覚えて下さいね!

 

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海外で学び、アメリカでの生活が20年以上。英語力はネイティブレベル。アメリカの公認会計士として15年以上働いた経験があり、豊富な実務経験を活かしたビジネスライティングの指導には定評がある。お客様評価も高く人気のある先生。