【役に立つ英語学習】”I have ….” に続く冠詞について考えてみた

こんにちは。Atsukoです。

 

「長身の妹がいる」と英文で書くとき

私は長らくFEで「冠詞攻略講座」の担当をしているのですが、先日、生徒さんの一人からこんな質問がありました。

I have a sister who is very tall. (私にはとても長身の妹がいる。)

この文で、the sisterとできないのはなぜか?

 

まず、”there is/are構文”の正しい使い方から考えてみよう!

この質問を読んだ時に、私が思い浮かべたのは、以前私が書いたブログ、「乱用禁止!”there is/are構文”の正しい使い方と代用表現をご紹介」のことでした。

このブログは、日本人が使い過ぎるきらいがある “there構文” に関する考えをまとめたものなのですが、なぜ “there構文” と定冠詞が相性が悪いのかについてもお話をしています。

※この「乱用禁止!”there is/are構文”の正しい使い方と代用表現をご紹介」を見逃した方はまずこちらからどうぞ!

 

答えは、“there構文” は、相手が知らない新情報を提供する際に使われるため、There is a dog on the streetと、新情報のdogには、a dogをする必要があり、the dogにはならない、ということなのですが、”I have the sister…”が不自然なのも、全く同じ理由です。

 

例えば、知り合ったばかりの友人に、「そういえば、私には妹がいて…」と話をする際には、「妹がいる」という新情報を与えるために、”I have a sister” と、不定冠詞になります。

 

who節の限定されたsister?

でも、sisterの後にwho節が使われているから、限定されたsisterで、the sisterが正しいのでは?と思った人は、冠詞のルールを勉強したことがある人ですね。

確かに、「関係節で後置修飾された名詞にはtheが使われる」のように覚えると、the sisterであるべき、と思ってしまうかも知れませんね。

でも、関係節で後置修飾された名詞にも不定冠詞が使われることは多々あり、それだけの理由で、the sisterである、と思うのは危険なのです。

 

“I have a sister …” の文のニュアンスに視点を置こう!

“I have a sister …” の文のニュアンスを理解すると、a sister以外に考えられなくなりますよね。

だって、この一言は、私にsisterがいることを知らない相手に言っているのだから。長年の友人が相手ならば、当然友人は私のsisterの存在は知っているはずなので、”I have a sister ….” と言いかけた途端に、”I know that.” と言われそうですよね。

 

では、長年の友人に、sisterが長身である、という情報を伝える際には、何と言いますか?

私ならば、”Did I tell you my sister is very tall?” かしら。

相手が存在を知っているsisterなので、my sisterを使うことになりますね。

 

Happy learning!

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海外で学び、アメリカでの生活が20年以上。英語力はネイティブレベル。アメリカの公認会計士として15年以上働いた経験があり、豊富な実務経験を活かしたビジネスライティングの指導には定評がある。お客様評価も高く人気のある先生。